昨年に続く、わが家の海外旅行第2弾。パリ・ロンドン珍道中です。2001年8月7日(火)〜8月12日(日)
大英博物館近くの軽食屋さんでおいししポテト料理を食べました。親切で美人のウエイトレスさんが、メニュを示しながらこれとこれがおいしいといって勧めてくれました。昼食は何故か親切ないい人に巡り会えます。
さて、午後は、博物館巡りだぞう。 |
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ギリシア風建築の大英博物館正面玄関 |
張り切った矢先に、入り口前で、東欧風の色白の美人の母と娘が、「Please give some money to my daughter」と語りかけてきて、複雑な思いに。「洋の東西を問わず弱き(特に美人の)女性には力を貸すという主義」?が頭をもたげましたが、今回は警戒してやめました。無念。
右はかの有名な大英博物館の入り口。
パリのルーブル美術館は、ちゃんと日本語で見所の説明や展示場所が示してあるわかりやすいパンフレットがありました。かの大英博物館ですから、当然ながらそういうのがあると思ったら、残念ながらありませんでした。
日本語版の冊子を買ったんですが、細かく説明してある割には、肝心などこの部屋に何があるかがはっきり分かりません。
こうなるともう絶望的です。
自分の知識の中にある、有名な作品を探すしかありません。そういう点では、大英博物館の所蔵品は、教科書に写真が載っている作品の数では、ルーブル美術館ほど多くはなく、記憶にあるのは数点です。
それに、美術品は、見るだけで「すごいねー」とか感心できますが、博物館の所蔵品は、見てるだけでは、何のことか分かりません。説明が必要です。
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この石がロゼッタストーン
※詳しい説明は現物教材「ロゼッタストーン」へ |
ロゼッタストーンと、エジプト・ギリシア等の作品をみて、1時間少しで引き揚げました。ここは、日本語ガイド付きで、たっぷり見るべきところです。
悔し紛れに一句。 「博物館 説明なしでは ただの倉庫」
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大英博物館の次は、二手に分かれました。
妻と長男・三男は、モネの「睡蓮」などの絵画のコレクションがあるナショナル・ギャラリーへ。私と次男は、第一次世界大戦・第二次世界大戦をテーマにした、帝国戦争博物館へ。
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中央は、大英帝国の誇り、イギリス空軍スピットファイヤー戦闘機。
右端は、ロンドンを襲った、ドイツ軍のミサイルV1号 |
テムズ川の南の帝国戦争博物館は、ちょうど16時30分に到着したら、「これからは無料」ということで、入場料はなしで入場できました。ラッキー。
中身は、下の写真のように、世界大戦中の兵器の数々や、第二次世界大戦、とりわけ、1940年夏から翌年にかけての、ドイツ軍との空の戦い、「バトル オブ ブリテン」やロンドン空襲をテーマにした展示でした。実物を見たのは初めてで、お父さんは大興奮です。 |
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アメリカ空軍のP51ムスタング。第二次世界大戦中の最優秀の戦闘機。B29とともに日本本土へ来襲した。
現物教材「太平洋戦争中の日米戦闘機
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太平洋戦線・沖縄で日本軍を苦しめたアメリカ陸軍のM4シャーマン戦車。英軍にも供与され、インパールなどで活躍。 |
ソ連戦車T34。私の父が戦う相手だった。
MyDiary役所・学校雑感 「映画「スターリングラード」とソ連・ロシア |
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これは第一次世界大戦に初めて登場した戦車。 |
日本の名戦闘機ゼロ戦の胴体中央部。 |
妻たちと落ち合う場所と時間が決まっていますから、そうそうに切り上げなければなりません。
次に行く先は、昨日空振りに終わった、べーカー街のシャーロックホームズ博物館。
※ロンドンの地図はこちら
コナンドイルの「シャーロックホームズ」は、我が家では、私と息子たちの愛読書です。そもそも、私が高校生の時に「シャーロックホームズの冒険」以下、全ての作品をむさぼるように読破し、それが、本棚にずっと置いてあったため、子どもたちも読むようになりました。もっとも、今の子どもたちは、「名探偵コナン」を始め、ドイルの作品には、いろいろなマンガ・アニメを通して触れています。
場所は、小説の中でホームズが下宿していたべーカー街221番地bにあります。ヴィクトリア調の家具や内装が施されていて、今にもホームズが登場しそうです。 |
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世界中にいるシャーロックホームズファン(シャーロッキアン)の夢を叶えるべく、1990年にオープンした。1階は、土産物売り場になっている。
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2階にあるホームズの居室を再現した部屋
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