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グーグルで探す授業ネタになりそうな世界の興味ある光景04 |
グーグルで発見した世界各地の面白そうな光景をあれこれについて紹介します。 |
アメリカの石炭採掘場の列車積込と石炭の鉄道輸送4 |
13/03/06掲載 |
アメリカの鉄道の歴史のトピックを取り上げて、大きく回り道をしました。 |
9 アメリカの貨物輸送と石炭輸送 |石炭輸送のメニューへ戻る| |
まずは、広い視野での地理の勉強です。 |
これは、「東海道線と岐阜貨物ターミナル」のページでも説明しましたが、日本の場合、鉄道輸送は僅か4%程度に低下してしまっており、JR貨物の先行きも、どうなってしまうのか、心配なところがあります。 |
アメリカ合衆国では、日本と違って、輸送機関別国内貨物輸送の割合においは、鉄道が検討しています。 |
石炭は、輸送トン数・収益の両面において、鉄道輸送の核となっている貨物であることがわかります。 |
石炭の消費は92.6%が石炭火力発電用で、2.1%はコークスの製造に使われます。残りはボイラー用等です。 その運搬状況はどうなっているのでしょうか? |
10 BNSF鉄道とUP鉄道による石炭輸送 |石炭輸送のメニューへ戻る| |
最初のページで触れたように、ワイオミング州の石炭は主にBNSF鉄道とユニオン・パシフィック(UP)鉄道によって、中部の諸州などにある石炭火力発電所等に運ばれています。 |
※参考資料5 EIA(アメリカ合衆国エネルギー情報局)「Annal Coal Distribution Report 2011」 http://www.eia.gov/coal/distribution/annual/pdf/acdr_fullreport2011.pdf |
2011年ワイオミング州(図中の■)で産出された年間4億2,555万4,000トンの石炭は、自州内の他、全米の33州(図中の■と■)に運ばれました。そのうちの4億1,494万4,000トンは鉄道によって運ばれています。鉄道のシェアーは、97.4%です。 |
11 BNSF鉄道とUP鉄道によるオリン支線の共同運行 |石炭輸送のメニューへ戻る| |
上で引用したEIAの文書の中に、ワイオミングなどの西部の炭田の発展の要因の一つとして、「一つの目的地へ100両以上もの貨車を長距離専用輸送をする石炭専用貨物列車の存在」があげられていました。
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地図03のワイオミング州内に■□■で示した路線がオリン支線です。西部炭田でも最も産出量が多い地域が、ワイオミング州東部の炭田、パウダー・リバー・ベイスンPRBですが、オリン支線はPRBにある炭鉱の石炭を運ぶために運行されています。 |
※参考資料7 「GUIDE TO COAL MINES Mines Served by BNSF Railway」等から作製 |
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このオリン支線は、BNSF鉄道の説明書類によると、PRB地帯の北部にあるBelle Ayrから石炭を搬出するために、BNSF鉄道の前身のBN鉄道によって、Donkey Creek junctionから南に向かって支線の建設が開始され、同鉱山からは、1972年10月に初めての専用列車が運行されました。 |
残念ながら、この石炭鉄道輸送に関しては自前の写真がありませんので、YoutubeやGoogleの映像を紹介します。 |
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実はこの部分は、本線が複々線となっており、4本の線路が敷かれています。 |
上の写真だけではその迫力はわかりませんので、Youtubeの映像を紹介します。 |
それにしても大迫力です。
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12 高校の地理の教科書とワイオミングの石炭 |石炭輸送のメニューへ戻る| |
最後に、このサイトはあくまで授業のネタになる素材を提供するページだと言うことを忘れないために、高等学校の地理の教科書の現状を指摘します。 |
①・②は2012年度までの高校生が使用している教科書、③・④は2013年4月から新しく採用になる教科書です。 |
これで、「グーグルで発見した世界各地の面白そうな光景をあれこれについて紹介」シリーズのその1、「アメリカの石炭採掘場の列車積込と石炭の鉄道輸送」を終わります。 |
13 付録 アメリカの鉄道の撮影名所 三カ所 |石炭輸送のメニューへ戻る| |
最後の最後に、付録です。
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【アメリカの石炭と鉄道 参考資料一覧】
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