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グーグルで探す授業ネタになりそうな世界の興味ある光景04
 グーグルで発見した世界各地の面白そうな光景をあれこれについて紹介します。
参考文献一覧へ||地図3 BNSF鉄道・UP鉄道の路線と石炭輸送||地図4・地図5PRBとOrin支線
 アメリカの石炭採掘場の列車積込と石炭の鉄道輸送4
 13/03/06掲載

 アメリカの鉄道の歴史のトピックを取り上げて、大きく回り道をしました。
 本来、この項目は、「アメリカの石炭採掘場の列車積込と石炭の鉄道輸送」というメインタイトルですから、主役は石炭とこの
BNSF鉄道ユニオン・パシフィック(UP)鉄道です。やっと出番が回ってきました。
 最後は、元へ戻って、
ワイオミングの石炭およびBNSF鉄道ユニオン・パシフィック(UP)鉄道による石炭輸送です。

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 9 アメリカの貨物輸送と石炭輸送 石炭輸送のメニューへ戻る

 まずは、広い視野での地理の勉強です。
 表3は日本の輸送機関別国内貨物の輸送の割合です。



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 これは、「東海道線と岐阜貨物ターミナル」のページでも説明しましたが、日本の場合、鉄道輸送は僅か4%程度に低下してしまっており、JR貨物の先行きも、どうなってしまうのか、心配なところがあります。
  ※岐阜・美濃・飛騨:「岐阜県の東海道線あれこれ23 岐阜貨物ターミナル1
 
 では、アメリカの鉄道の貨物輸送はどういう状況となっているのでしょうか?
 次の表4をご覧ください。

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 アメリカ合衆国では、日本と違って、輸送機関別国内貨物輸送の割合においは、鉄道が検討しています。
 日本の鉄道貨物が、僅か
210億トンキロで全体の4%であるの対して、アメリカの鉄道貨物輸送は、1兆5,220億トンマイル(トンキロに直すとその1.6倍、、日本のおよそ100倍)となっており、割合も26.5%です。膨大の量の貨物が鉄道で運ばれています。
 アメリカ合衆国というと、自動車輸送がまず第一に頭に浮かびますが、アメリカの旅客輸送においては鉄道がほとんど実績がなくなっているのと対照的に、
貨物輸送では鉄道が大健闘しているのです。
 
 その代表的な貨物が実は
石炭です。次に、石炭輸送の状況を見ていきます。



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 石炭は、輸送トン数・収益の両面において、鉄道輸送の核となっている貨物であることがわかります。

 アメリカ合衆国の年間石炭産出量は現在ではおよそ10億トンですから、単純に上記の8億1,598万トンの輸送量と比較すれば、産出量のおよそ80%は鉄道が運んでいることになります。ただし、この数字はカナダ国内等の鉄道も含んでいますので、正確に言うと次のようになります。(英文、引用者訳)
「アメリカ・エネルギー情報局によれば、石炭の輸送は、
2010年のデータによると、最終目的地に運ばれる石炭の70%が鉄道によってなされ、ついでトラック(道路輸送)が12%水運が11%、そしてベルトコンベアーが7%である。鉄道のシェアーは、この20年のあいだに大きく上昇しており、その理由は、鉄道によって長距離を輸送される西部地域の石炭の産出量が増加していることによる。」 
  ※参考資料3 アメリカ鉄道協会 AAR 「Railroad and coal」P6
 
 また、
EIA(アメリカ・エネルギー情報局)のレポートには、西部地域の石炭の産出量と鉄道については、次のように位置づけられています。(英文、引用者訳)
「石炭の産出地域が伝統的な
東部の炭田から西部へと代わったことが、この30年の間に石炭市場が受けた最も大きな影響である。ノーザン・グレート・プレインズに位置するワイオミング、モンタナ、ノースダコタにおいて、地下に坑道を掘る方法とは異なる、地表面の厚い鉱床を露天掘りする低コストの方法が広がっていった。(中略)
 この西部地域の石炭産出量は、この30,40年の間に、1973年の僅か6000万トンから、2003年の5億4900万トンへ成長し、全米の生産量の約半分を産出することとなった。この急成長を成し遂げた要因は、ひとつは、一つの目的地へ100両以上もの貨車を
長距離専用輸送をする石炭専用貨物列車の存在であり、もうひとつは、スケール・メリットを発揮する広大な露天掘り低コスト炭田が石炭業界全体を席巻したことによる。ひとつの炭鉱の規模は、1973年の平均12万トンから、2008年の平均81万トンへと拡大した。全米で最も大きな炭鉱であるワイオミングのNorth Antelope Rochelle炭鉱は、2003年には、この炭鉱単独で、年間8000万トンの石炭を産出した。」
  ※参考資料4 アメリカ・エネルギー情報局「Coal Production in the United States - An Histrical Overbiew」P2
  ※North Antelope Rochelleは、ページ2で紹介しています。

 
西部地域の炭田と発達とそれを運ぶ貨物列車が輸送力の向上とが一体となって、莫大な量の石炭の産出と消費地への移送を実現し、西部地域を短期間にアメリカ合衆国第一の石炭の生産地にしたのです。
 1990年には、
ワイオミングウエスト・ヴァージニアアパラチア炭田)とケンタッキー(アパラチア炭田中部炭田)は、年間1億5000万トンから1億7000万トンほどで、ほぼ同じぐらいの産出量でしたが、それから、13年の間に、西部炭田は4億トン近い生産量を誇るようになり、アパラチア炭田や中部炭田をあっという間に凌駕しました。


 石炭の消費は92.6%が石炭火力発電用で、2.1%はコークスの製造に使われます。残りはボイラー用等です。
   ※EIA 「Annual Coal Distribution Report 2011」 
http://www.eia.gov/coal/distribution/annual/ 

 その運搬状況はどうなっているのでしょうか?

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 10 BNSF鉄道とUP鉄道による石炭輸送 石炭輸送のメニューへ戻る

 最初のページで触れたように、ワイオミング州の石炭は主にBNSF鉄道ユニオン・パシフィック(UP)鉄道によって、中部の諸州などにある石炭火力発電所等に運ばれています。
 その移送の状況は次のようになっています。


 ※参考資料5 EIA(アメリカ合衆国エネルギー情報局)「Annal Coal Distribution Report 2011」
           http://www.eia.gov/coal/distribution/annual/pdf/acdr_fullreport2011.pdf
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 2011年ワイオミング州(図中の)で産出された年間4億2,555万4,000トンの石炭は、自州内の他、全米の33州(図中の)に運ばれました。そのうちの4億1,494万4,000トンは鉄道によって運ばれています。鉄道のシェアーは、97.4%です。
 33州のうち、年間1,000万トン以上移入された州が13州あります。図の
です。13州のうち南部のアラバマ州・ジョージア州、西部のコロラド州、五大湖沿岸のミシガン州を除いた9州は、中部の諸州です。
 
 石炭輸送を担っている二つの巨大貨物鉄道会社を改めて紹介します。
 全米第1位の路線長を誇る
ユニオン・パシフィック鉄道(UP)と、第2位のBNSF鉄道です。
 
UP鉄道は、1869年に大陸横断鉄道を実現した片方の鉄道会社の一つです。1862年設立ですが、最南部の大陸横断鉄道、サザン・パシフィック鉄道など、多くの鉄道と合併・統合等を繰り返して今に至っています。
 
BNSF鉄道は現在ではアルファベットの略称を正式名称としていますが、本来は、バーリントン・ノーザン・サンタ・フェBurlington Northern Santa Fe鉄道です。シカゴとアイオワを結ぶバーリントン鉄道、高緯度地帯の二つの大陸横断鉄道であったグレート・ノーザン鉄道およびノーザン・パシフィック鉄道、ミズーリ州セントルイスからコロラド州を経てロサンゼルスに向かうサンタ・フェ鉄道等が統合・合併して現在に至っています。
  ※大陸横断鉄道の路線については、
地図02「アメリカ合衆国の主な鉄道と大陸横断鉄道」を参照
  ※参考資料6 松尾よしたか・佐々木也寸志著『アメリカ鉄道大全 アメリカ本土48州鉄道完全ガイド』P33-41

 その路線網は、地図03のようになっています。両鉄道とも、イリノイ州・アーカンソー州・ルイジアナ州以西にしか路線はありませんが、他会社の路線を使用して、東部へも貨物を運んでいます。

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 11 BNSF鉄道とUP鉄道によるオリン支線の共同運行 石炭輸送のメニューへ戻る

 上で引用したEIAの文書の中に、ワイオミングなどの西部の炭田の発展の要因の一つとして、「一つの目的地へ100両以上もの貨車を長距離専用輸送をする石炭専用貨物列車の存在」があげられていました。

 これを成し遂げるには、路線網の整備・運行体制の整備・莫大な量の車両の保有・機関車の出力向上・ホッパー車の積載量の改良など、いろいろな技術やシステムの改善・投資が必要でした。
 それを全部説明することは私の能力と知識では不可能です。ここではその一つとして、
オリン支線の状況と列車の運行を紹介します。

オリン支線は、言語では、Orin subdivision です。subdivisionは「部分」という意味ですが、ここでは敢えて、オリン支線と表現しています。


 地図03のワイオミング州内にで示した路線がオリン支線です。西部炭田でも最も産出量が多い地域が、ワイオミング州東部の炭田、パウダー・リバー・ベイスンPRBですが、オリン支線PRBにある炭鉱の石炭を運ぶために運行されています。
 
地図04では、オリン支線からBNSF鉄道UP鉄道の路線が、特にネブラスカやコロラド方面へ伸びていることがわかります。
 
地図05は、パウダー・リバー・ベイスンとオリン支線の拡大地図です。

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 ※参考資料7 「GUIDE TO COAL MINES Mines Served by BNSF Railway」等から作製
   http://www.bnsf.com/customers/pdf/mineguide.pdf#page=12
 ※
参考資料8 「PRB Coal Transportation Can it meet the demand?」Will Cunningham  2004
   http://www.prbcoals.com/pdf/paper_archives/500.pdf

本題ではない説明を付加します。
地図04内の路線のうち、最も有名なものは、ネブラスカ州最南部から
ワイオミング州最南部へと通じている、SydoneeCheyenne経由の路線です。この路線こそが、1869年に開通した最初の大陸横断鉄道の路線です。Cheyenneは、ワイオミングを原住地としていたあのインディアンのシャイアン族の名前にちなんでつけられました。
また、この地図にはありませんが、この路線はこのまま西へ向かうと、西隣のユタ州に入り、ソルト・レイク・シティに至ります。開業当時の路線は、そこで北に大きく迂回してアイダホ州に入っていました。その途中に、1869年の
大陸横断鉄道開通記念の場所、プロモントリーがあります。 
これは、ページ3で説明しています。→「大陸横断鉄道 


 このオリン支線は、BNSF鉄道の説明書類によると、PRB地帯の北部にあるBelle Ayrから石炭を搬出するために、BNSF鉄道の前身のBN鉄道によって、Donkey Creek junctionから南に向かって支線の建設が開始され、同鉱山からは、1972年10月に初めての専用列車が運行されました。
 その後も南への延長が進められ、1979年には
オリン支線が全通しました。
 途中から、C&NW(シカゴ&ノース・ウエスタン)鉄道との共同建設となり、1984年までに、C&NW鉄道よって、南のShawneeからCoal Creekまでの共同路線が完成しました。
 その後、1995年にC&NW鉄道が、
UP鉄道に合併されたため、現在はBNSF鉄道UP鉄道の共同運行路線となっています。


 残念ながら、この石炭鉄道輸送に関しては自前の写真がありませんので、YoutubeやGoogleの映像を紹介します。
 次の地図・衛星写真をご覧ください。
 
オリン支線のほぼ中央部、Antelope炭鉱への引き込み線のやや南の部分です。
 列車が1編成発見できますが、この部分の線路は上下何本か識別できますでしょうか。+をクリックしてもう少しアップにしてください。 


上の地図は、Google から正式にAPIキーを取得して挿入した、ワイオミング州のAntelope周辺の地図です。


 実はこの部分は、本線が複々線となっており、4本の線路が敷かれています。
 地図04の
NaccoBillの部分がその複々線部分です。


 上の写真だけではその迫力はわかりませんので、Youtubeの映像を紹介します。
 まず、次の映像をご覧ください。

 ○「
Powder River Basin coal trains、Wyoming.
   複々線の4本線のうちの3本を走る石炭列車。(Bill付近) http://www.youtube.com/watch?v=OB_RfXOCbQg

 ゆっくり走っている左右の列車は石炭を満載した南行き列車です。その間を反対に進むのは、空の北行き列車です。
 この映像が、BNSF鉄道
UP鉄道の共同運行を示しています。どこで判断できるかおわかりでしょうか?
  ・開始から0分4秒:北行き列車の機関車は、オレンジ色のBNSFです。会社名は読み取れません。
  ・開始から1分23秒:南行き列車の手前の列車の機関車は、山吹色の
Union Pacific です。
  ・開始から2分7秒:北行き列車の後押機関車、奥の南行き列車の先頭機関車はともにオレンジ色のBNSFです。


 それにしても大迫力です。

各炭鉱での石炭積み出しの様子は、ページ2→「4 アメリカ第一の石炭産出地域 ワイオミング州Powder River Basin」で説明しています。

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 12 高校の地理の教科書とワイオミングの石炭 石炭輸送のメニューへ戻る

 最後に、このサイトはあくまで授業のネタになる素材を提供するページだと言うことを忘れないために、高等学校の地理の教科書の現状を指摘します。

 ページ1・2・4で何度も強調したように、アメリカ合衆国の
ワイオミング州の東北部からその北に位置するモンタナ州の南東部に存在するPRBパウダー・リバー・ベイスンは、現代アメリカの主要な石炭産出地です。ここ数年、ワイオミング州1州だけで、アメリカ合衆国の総石炭産出量の40%以上を産出しています。アパラチア炭田で有名なウエスト・ヴァージニア州の産出量は、ワイオミング州の半分にもおよびません。

 このことは、日本の高校の地理の教科書にはどのように記載されているでしょうか?
 次に、教科書の記述と各教科書が掲載しているアメリカ合衆国の石炭産出場所の図を模写したものを掲載します。




 ①・②は2012年度までの高校生が使用している教科書、③・④は2013年4月から新しく採用になる教科書です。

 結論から言えば、今の教科書、これからの教科書のいずれの教科書の本文にも図表にも、
PRBワイオミング州どころか、西部炭田の名前はありません。
 
二宮書店の教科書には、石炭産出場所(産炭地)の印としては記号が付けられていますが、帝国書院の教科書には、産炭地のマークすら付いていません。

 どこの世界、社会でもそうですが、「新参者」がそれまでの常識を破って高い評価を受けるというのは、なかなか難しいと言うことになります。

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 これで、「グーグルで発見した世界各地の面白そうな光景をあれこれについて紹介」シリーズのその1、「アメリカの石炭採掘場の列車積込と石炭の鉄道輸送」を終わります。

 このシリーズはうまく次のネタがありますでしょうかね?あまり当てにせず、次を待っていてください。(^.^)


 13 付録 アメリカの鉄道の撮影名所 三カ所 石炭輸送のメニューへ戻る

 最後の最後に、付録です。
 参考資料9に詳解されていた、「
アメリカ鉄道撮影地3大名所」を、グーグルの写真で紹介します。
  ※松尾よしたか・佐々木也寸志著『アメリカ鉄道大全 アメリカ本土48州鉄道完全ガイド』P66-77

 地名をクリックすると、地図と写真のページに飛びます。
 

カホン・パス Cajon Pass 

カリフォルニア州のロサンゼルス東北東100kmにある峠 
 

テハチャピ・パス Tehachapi Pass.

カリフォルニア州のロサンゼルス北180kmにある峠 

ホースシュー・カーブ Horseshoe Curve

ペンシルバニア州西部、ピッツバーグ東100kmにある急カーブ 


 【アメリカの石炭と鉄道 参考資料一覧】
  このページ4の記述には、主に次の書物・論文・ウエブサイトを参考にしました。
 

総務省統計局・政策統括官・統計研修所 http://www.stat.go.jp/data/chouki/12.htm「輸送機関別国内輸送」

 

U.S Department of Transportation Bureau of Transportation Statics http://www.rita.dot.gov/bts/node/11792  

AAR(アメリカ鉄道協会) Association of Amercan Railroads https://www.aar.org/Pages/Home.aspx

EIA(アメリカ合衆国エネルギー情報局)「Coal Production in the United States - An Histrical Overbiew」
 http://www.eia.gov/cneaf/coal/page/coal_production_review.pdf 

EIA(アメリカ合衆国エネルギー情報局)「Annal Coal Distribution Report 2011」
 http://www.eia.gov/coal/distribution/annual/pdf/acdr_fullreport2011.pdf

 

松尾よしたか・佐々木也寸志著『アメリカ鉄道大全 アメリカ本土48州鉄道完全ガイド』(旅行人 2010年)

BNSF編「GUIDE TO COAL MINES Mines Served by BNSF Railway」
 http://www.bnsf.com/customers/pdf/mineguide.pdf#page=12

Will Cunningham編「PRB Coal Transportation Can it meet the demand?」  2004
 http://www.prbcoals.com/pdf/paper_archives/500.pdf

  松尾よしたか・佐々木也寸志著『アメリカ鉄道大全 アメリカ本土48州鉄道完全ガイド』(旅行人 2010年) 


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