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グーグルで探す授業ネタになりそうな世界の興味ある光景04-4
 グーグルで発見した世界各地の面白そうな光景をあれこれについて紹介します。

 付録 アメリカ鉄道撮影地三大名所その3

 本編の付録です。


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 ホースシュー・カーブ Horseshoe Curve

  ペンシルバニア州西部、ピッツバーグ東方にある急カーブ、ホースシュー・カーブです。ホース・シューというのは馬の靴、つまり、馬の足の裏の蹄鉄のことです。蹄鉄のように、U字型にぐるっと大きく曲がったカーブです。
 カリフォルニアの砂漠にある前の二つの峠の線路とは違って、この場所は東部の都市に近い立地のため訪れる人も多く、カーブの真ん中は、公園になっています。


 ※上図は、Google から正式にAPIキーを取得して挿入した、ペンシルバニア州アルトゥーナ付近の地図です。

 もともとは、鉄道草創期の1854年(江戸幕府がペリーと日米和親条約を結んだ年です)、ペンシルバニア鉄道が敷設した路線です。その後幾多の合併や統合を繰り返して、現在はノーフォーク・サザン鉄道の所有となっています。

 最初は複線でしたが、やがて複々線となり、現在はカーブの一番内側の線路がはがされて、3線となっています。
 3線の一番外側を勝つ列車が西(左)のピッツバーグ方面へ向かっています。
 カリフォルニアと違って、ペンシルバニアのこのあたりの鉄道は森林地帯を走っています。
 カーブのすぐ東にある都市、アルトゥーナAltoonaは、かつての
ペンシルバニア鉄道の拠点の駅があったところで、現在でも車両工場や鉄道博物館があります。上空からでもそれとわかります。 この路線は貨物だけでなく、アムトラックも走っています。

 ホースシューカーブを走る列車のYoutube映像を一つ紹介します。

 ○

Nickel Plate 765 on Horseshoe Curve https://www.youtube.com/watch?v=SiV1hb4PYGA

 

 ニッケル・プレートというのは、鉄道会社の名前で、正式名称はニューヨーク・シカゴ・アンド・セントルイス鉄道のことです。合併されて今は存在しません。その会社の蒸気機関車765号機が保存されていて、時々特別なイベント列車にかり出されます。その映像です。
 映像のスタートから1分ぐらいのところで、蒸気機関の音が聞こえ始めます。日本のSLよりもはるかに車体が大きく、なかなかの迫力です。
 


 このページの記述は次の資料を参考にしました。
  松尾よしたか・佐々木也寸志著『アメリカ鉄道大全 アメリカ本土48州鉄道完全ガイド』(旅行人 2010年)P74-77 


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