2013-06 | |||
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151 2013年12月21日(土) 映画「永遠のゼロ」、これを見ずにすますわけにはいきますまいに |
久しぶりの映画鑑賞記です。1年3ヶ月ぶりです。 |
12月21日(土)に見た映画は、期待の作品、「永遠の0ゼロ」(東宝映画 山崎貴監督作品)です。知る人ぞ知る大ベストセラー、百田尚樹の同名小説の期待の映画ですから、なかなかいい評価を得るのは難しいところですが、結果はこうなりました。
妻も私もお薦め度が3点満点、合計6点の高い評価となりました。 |
ちなみに、私は小説を読んでいます。一方、妻は読んでいません。従って、評価の視点は少々違います。 |
死ぬことが普通で、生き残ることが難しかったあの時代に、家族のために、「生きて帰る」ということを誓った男の物語です。生きて帰ることはできませんでしたが、彼は愛する妻と娘に、別の形でその約束を果たすことになります。 |
※このテーマには、このサイトでもいろいろ考えています。関連する記述が次のページ内あります。参照ください。 |
写真−01 靖国神社就遊館に展示されているゼロ戦52型 (撮影日 03/11/28) |
映画のスタッフは、撮影のために実物大のゼロ戦を作成しました。東宝ステラ編集の解説書『永遠の0ゼロ』(東宝出版 2013年)によれば、この靖国神社遊就館のゼロ戦を参考にしたとのことです。 |
もともと卓越したストーリーの小説を映画化したのですから、2時間24分というちょっと長めに仕上がりながら、あらすじの展開だけで、十分満足できる映画となっています。また、売れた小説が映画化されると、評判とは反対にショボくなってしまうということがしばしばありますが、この作品は見事なものに仕上がっています。 |
写真−02 日本軍の攻撃を受けるエッセクス級米空母 戦時中の写真はがきです。解説によればドイツで取得した画像 |
宮部久蔵が映画の中で体当たり(特攻)攻撃を仕掛けるのが、エッセクス級空母タイコンデロガという設定になっています。史実では、同空母は1945年1月21日に台湾沖で特攻機に体当たりされましたが、映画では、終戦間際のこととなっています。 |
写真−03 日本の空母加賀のプラモデル模型の船首部分 (撮影日 13/12/22) |
CGと実写で詳細に描かれているのが、宮部の最初の所属だった第一航空艦隊の旗艦空母赤城です。全く見事な映像です。上の写真は赤城の僚艦である加賀のプラモデルの艦首部分です。映画では空母赤城のこの部分で宮部が部下との話しをするシーンがあります。背景の雰囲気を出すため、海上自衛隊の護衛艦たかなみ(第2護衛隊群第6護衛隊に属する護衛艦、母港は横須賀)の協力を得て、太平洋の海上走行中に撮影されたとのことです。CGと実写が巧みに組み合わされていて、「これどうやって撮影したんだろう」という感じです。 |
写真−04 空母加賀のプラスチック模型を直上から撮影 (撮影日 13/12/22) |
宮部久蔵は、空母赤城の戦闘機パイロットという設定となっています。このため、真珠湾奇襲攻撃にも参加します。この描写もなかなかの迫力です。 |
写真−05 日本の空母から発艦しようとする日本の攻撃機。戦時中の写真はがきの画像です。 |
この日も部隊の当初の任務は、ニューギニアの攻撃でした。しかし、一旦発令された命令が出撃寸前に変更となり、ガダルカナルというそれまであまり聞いたことがない島への空襲が命令されます。この日の早朝、アメリカ軍海兵隊が同島に上陸していたためです。 |
写真−06 イギリス・ロンドンの帝国戦争博物館のP51ムスタング (撮影日 01/08/10) |
この映画の戦闘シーンの映像は、どこの部分を取り上げても、見事としか言いようがないものです。最後にもう1カ所紹介します。 |
いろいろ見所がある映画です。是非、劇場でご覧ください。 |
【映画「永遠の0ゼロ」 参考文献一覧】
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