西濃鉄道石灰石専用列車と |
大垣赤坂金生山13 |
通称「矢橋ホキ」って知っていますか?貨物列車の1編成から産業と故郷を考えます。 |
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名古屋臨海鉄道1 |
矢橋ホキは、笠寺駅から名古屋臨海鉄道に入ります。まず名古屋臨海鉄道と笠寺駅について説明します。 |
名古屋臨海鉄道とは |
名古屋臨海鉄道は、JR笠寺駅で東海道線に接続する貨物専用の鉄道で、東港駅を中心に、南港線・名電築港線・昭和町線・汐見線と総営業キロ数20.5kmの小さな鉄道会社です。(金生山の麓の西濃鉄道よりは営業キロ数があります。)
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名古屋南貨物駅 |
いくつかある駅のうち、まず、名古屋南貨物駅を紹介します。 |
写真13-01 名古屋南貨物駅全景 (撮影日 09/04/04) |
南から北を撮影したものです。 |
写真13-02 駅社屋 (撮影日 09/04/04) |
写真13-03 コンテナ群 (撮影日 09/04/04) |
だだっ広い駅の中央部に青いコンテナがたくさん積まれています。これは何でしょうか? |
写真13-04 トヨタのコンテナ(撮影日 09/04/04) |
写真13-05 知多駅方面 (撮影日 09/04/04) |
青いコンテナの正体はトヨタのコンテナでした。これについてはこのページの後半でまた出てきますので覚えておいてください。 |
笠寺駅は面白いです |
次は矢橋ホキが名古屋臨海鉄道の路線に入る拠点駅の笠寺駅の紹介をします。 |
写真13-06 笠寺駅全景 (撮影日 09/04/04) |
北側の歩行者用跨線橋から撮影しました。たくさんの線路があるだけで、なんとなくわくわくする人は素朴な鉄道好きの方です。 |
写真13-07 踏切から (撮影日 09/04/04) |
写真13-06と同じ北側からの駅の全景ですが、これは踏切からの撮影です。こんなところに踏切があるのも、撮影には最適です。 |
いろいろな車両が行きかいます |
名古屋臨海鉄道の路線に入る前に、笠寺駅の紹介をします。 |
写真13-08 こんな大きなホッパー貨車もやってきました (撮影日 08/07/19) |
太平洋セメント株式会社の35トン積みの「フライアッシュ及び炭酸カルシウム専用車」です。三岐鉄道東藤原駅衣浦臨海鉄道碧南市駅間で運用されています。形は違いますが、矢橋ホキとおなじ35トン積みです。 |
写真13-09 これは何でしょか (撮影日 09/04/04) |
写真13-10 上の写真とこれは自動車積載専用コンテナです (撮影日 09/04/04) |
これは1996年に貨車としてははじめて、鉄道友の会からローレル賞をもらった自動車運搬専用コンテナです。トヨタ自動車の完成車両を米子や新潟へ運んでいます。 |
写真13-11 これは大同特殊鋼の専用コンテナです (撮影日 09/04/04) |
新日本製鉄名古屋製鉄所の南隣りには大同特殊鋼の知多工場があり、名古屋臨海鉄道によって輸送されています。 |
写真13-12 この黄色い車両は何でしょうか? (撮影日 08/07/19) |
これは名古屋の南にある尾頭橋駅のホームに近づく非常に派手な黄色の車両です。これは何でしょうか?JR東海が2008年新造したピカピカの車両です。 |
写真13-13 笠寺駅に停車する黄色い車両 (撮影日 08/07/19) |
上の写真13-12の車両も、私が遅れて到着した笠寺駅に停まっていました。これは実は、新型のレール運搬車両でした。 |
ようやく矢橋ホキが登場ですが・・・・真打ちはこれですね |
矢橋ホキ1番列車は、10:48に笠寺に到着し、11:15には名古屋臨海鉄道線に入り、11:58に新日本製鉄名古屋製鉄所につきます。石灰石をおろしたあと、再び12:57に臨海鉄道に戻り、美濃赤坂・乙女坂へ向かう、空荷の3番列車となります。この列車は、13:45には笠寺にやってきます。 |
写真13-14 笠寺駅にやってきた3番列車空荷 (撮影日 09/04/04) |
雨の跨線橋から撮影した矢橋ホキ2番列車空荷と、少し前に到着し停車中の長編成のコンテナ列車です。左上・左下の斜めの黒い影は跨線橋の落下防止用の金網です。あわてて撮影したため、避ける工夫をミスりました。見苦しくてすみません。 |
ここで黒板クイズです。 |
※例によって、黒板をクリックしてください。答が現れます。 |
写真13-15 東京を疾走するトヨタ自動車専用コンテナ列車 (撮影日 08/08/09) |
東京の京浜東北線上中里駅東側の貨物線を疾走するトヨタ自動車専用コンテナ列車です。この写真は、上中里駅のホームから撮影したものです。
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写真13-16 笠寺駅貨物待避線に停車中のトヨタ自動車専用コンテナ列車。 (撮影日 09/04/04) |
EF210-134に牽引されて笠寺駅に着いたということは、このコンテナは名古屋臨海鉄道ではなく東海道線を走ってきたということになります。したがって、このコンテナの発車駅は、岩手県盛岡駅ということになります。前日の21:30に盛岡ターミナルを出発し、笠寺駅着は14:33です。 |
写真13-17 (撮影日 09/04/04) |
写真13-18 (撮影日 09/04/04) |
トヨタコンテナのすぐ西側の線路に矢橋ホキ(空荷)は停車しました。 |
写真13-19 (撮影日 09/04/04)) |
写真13-20 (撮影日 09/04/04) |
矢橋ホキ(空荷)を新日鉄から牽引してきた2台のディーゼル機関車が南側へ移動していきます。本来、空荷の矢橋ホキを牽引するのに2台の機関車は必要ありません。 |
写真13-21 (撮影日 09/04/04) |
写真13-22 (撮影日 09/04/04) |
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写真13-23 EF65機関車が矢橋ホキ空荷を牽引する準備に入ります (撮影日 09/04/04) |
写真13-24 (撮影日 09/04/04)) |
写真13-25 (撮影日 09/04/04) |
EF651138が矢橋ホキの牽引準備にはいります。 |
写真13-26 (撮影日 09/04/04)) |
写真13-27 (撮影日 09/04/04) |
機関車が矢橋ホキに接続し、機関士が乗り込んで準備完了です。 |
写真13-28 出発 (撮影日 09/04/04) |
14:22、矢橋ホキ3番列車空荷が、笠寺駅を出発します。 |
名古屋臨海鉄道や笠寺駅のいろいろをお話しする間に、話がややこしくなってしまいました。 |
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