西濃鉄道石灰石専用列車と
大垣赤坂金生山12
 通称「矢橋ホキ」って知っていますか?貨物列車の1編成から産業と故郷を考えます。
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 岐阜ターミナル 西岐阜 岐阜 稲沢 名古屋 笠寺 

 長良川鉄橋を渡った矢橋ホキは、岐阜貨物ターミナル、西岐阜駅を経て、岐阜駅に入ります。
 その前に、
前ページの穂積駅側線停車が、2009年3月14日からはなくなった話をしなければなりません。


 2009年3月14日ダイヤ改正、新運行詳細表より
 前ページまで書いたた時点で、2009(平成21)年3月14日、JRのダイヤの改正が行われました。矢橋ホキのダイヤも少しだけ改正されました。もちろん、1日3往復などの運行の基本形態は変わりません。

 以下が、新しいタイムテーブルです。

 これを見ると、前ページ(P11)の「矢橋ホキ・金生山クイズ06」が成り立たなくなっているのが分かります。どういう点でしょうか?
 そこで、クイズ07です。


 ※例によって、黒板をクリックしてください。答が現れます。

 これはわかりますね。『JR貨物時刻表』にも、明確に岐阜ターミナル停車時間が記載されています。9:30から9:40までの10分間です。

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 穂積駅通過

 ページ11の写真11−10(→)と下の写真を比較すれば一目瞭然です。新ダイヤの矢橋ホキ1番列車は、穂積駅を通過します。


 写真12−01   矢橋ホキ1番列車、穂積駅2番ホーム通過         (@積 撮影日 09/03/21)

 先週までは止まっていた側線を横目に、あっとう間に穂積駅を通過する矢橋ホキ1番列車。

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 岐阜ターミナル停車

 時刻表上は岐阜貨物ターミナルに止まっていることになっていますが、本当にそうかどうか確かめなければなりません。
 上の写真12−01のとおり、穂積駅で矢橋ホキを見送ったあと、すぐやってきた快速電車に乗りました。岐阜貨物ターミナルは、次の停車駅、西岐阜駅との間にあります。
 とりあえず位置関係は次の写真のとおりです。 


 写真12−02   岐阜貨物ターミナル                      (撮影日 08/01/15)

 岐阜駅となりの岐阜シティー・タワー43の43階展望室からの撮影です。これだけクリアに見える日は1年のうちにそう何日もありません。
 一番左端が
穂積駅、次いで緑色の長良川鉄橋、そして上下線の電車がすれ違っている部分が岐阜貨物ターミナルです。その手前の橋上駅が西岐阜駅です。
 本当は、矢橋ホキが貨物ターミナルに停車している写真があるといいのですが、1番列車が停車する午前9時30分から40分の時間帯には、まだ、岐阜シティ・タワー43の43階展望室はオープンしていません。残念です。


 写真12−03   上下線の間に停車している矢橋ホキ          (@積 撮影日 09/03/21)

 快速電車の最後部に乗って長良川鉄橋を渡り、西岐阜駅に近づきます。いましたいました、予想通り上下線の間の待避線(正確には中線といいます)に、先ほど穂積駅を通過した矢橋ホキが停車していました。


 写真12−04    待避線上の矢橋ホキ                    (@積 撮影日 09/03/21)

 西岐阜駅1番ホームの最西端からの撮影です。一番右が上り本線、真ん中の待避線(中線)に矢橋ホキがいます。コンテナ貨物が去っていくのが下り本線です。左手が岐阜貨物ターミナルの本体で、EF200−5機関車が引くコンテナ貨物列車が積み荷作業中です。


 写真12−05   出発                            (@積 撮影日 09/03/21)

 10分間の「休憩」のあと、出発です。中線から再び本線に入った矢橋ホキです。

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 西岐阜駅通過

 岐阜貨物ターミナルのすぐ東が西岐阜駅です。


 写真12−06   ダイヤ改正以前の矢橋ホキ1番列車          (@積 撮影日 08/11/221)

 2009年3月13日までの矢橋ホキ1番列車は、ごく普通に西岐阜駅を通過していました。


 写真12−07   西岐阜駅のホーム東端を通過する矢橋ホキ         (@積 撮影日 08/12/06)

 写真12−08   西岐阜駅を通過して岐阜駅へ向かう矢橋ホキ        (@積 撮影日 09/03/21)

 行く手の線路が上り勾配となっています。西岐阜駅の東から岐阜駅周辺の高架部分へ上がることになります。

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 岐阜駅通過

 矢橋ホキは、上り列車は一番北の1番線を、下り空荷の列車は、一番南の6番線を通過していきます。


 写真12−09   高架に入る矢橋ホキ                   (A積 撮影日 09/01/24)

 西岐阜駅を通過して高架橋部分に入る矢橋ホキ2番列車。西岐阜駅の向こうに見える下り線を走る電車は、西岐阜14:23発の大垣行き快速電車(岐阜駅−大垣駅間は各駅停車)です。手前のまもなく矢橋ホキとすれ違う下り線の電車は、岐阜駅止まりの普通電車で、大垣電車区へ回送されていく途中です。2両編成です。 


 写真12−10   香蘭地区に入る矢橋ホキ                 (A積 撮影日 09/01/24)

 高架部分を岐阜駅に接近する矢橋ホキです。 


 写真12−11   岐阜駅手前の矢橋ホキ                   (A積 撮影日 09/01/24)

 村上記念病院の横を通過、岐阜駅までもうすぐです。


 写真12−12   岐阜駅に入る矢橋ホキ                  (@積 撮影日 09/0214)

 停留線の先に作業員が立っています。これは、この後09:55に到着する大阪発高山行きの特急、ひだ25号と名古屋発のひだ5号の連結のための係員です。これがなかなか面白い作業で、矢橋ホキとセットでご覧になると有意義です。(鉄っちゃん以外は無理か)この話は、岐阜・美濃・飛騨の話「岐阜県の東海道線あれこれ20 岐阜駅と周辺 高山線特急ひだ号」に説明があります。こちらです。→ 


 写真12−13   岐阜駅を通過した矢橋ホキ                 (@積 撮影日 09/0214)

 富山へ向かう特急しらさぎ9号とすれ違います。


 写真12−14   高架を南へ向かう矢橋ホキ               (@積 撮影日 09/0214)

 岐阜駅を過ぎたあと、東海道線は大きく右にカーブし、南の名古屋方面へ向かいます。

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 稲沢停車

 矢橋ホキは、3番列車の美濃赤坂行き空荷を除いては、残り5本は、稲沢駅の機関区に停車します。


 写真12−15   稲沢駅構内                       (A積 撮影日 08/10/10)

 矢橋ホキは稲沢の機関区で停車するため、通常の東海道線本線とは異なる、構内の中央やや東の線路を走って構内南部に向かいます。


 写真12−16   稲沢駅出発                       (A積 撮影日 08/12/06)

 19分ほどの停車のあと、矢橋ホキ2番列車は、稲沢を出発します。

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 名古屋駅通過

 矢橋ホキが名古屋駅周辺を通過しているところで、大都会らしくバックにJR東海のツイン・タワーがおさまっているという写真を撮影したかったのですが、なかなかいいアングルが見つかりませんでした。
 まずは、名古屋駅の次のJR尾頭橋駅から狙ってみました。
 


 写真12−17   矢橋ホキ、尾頭橋駅に近づく                (A積 撮影日 08/07/19)

 尾頭橋駅のホームに近づく矢橋ホキです。ホーム東南端から撮影しました。


 ところが東海道線は尾頭橋駅手前で、大きく南東側にカーブしているため、駅ホームからでは、矢橋ホキのバックにJR東海ツイン・タワーは収められません。
 そこで発想を転換しました。「撮影場所は何も、JRの駅にこだわることはない。」 



 写真12−18    この駅が撮影場所です。                   (撮影日 09/04/04)

 これは名鉄本線新名古屋駅の一つ南の山王駅(以前のナゴヤ球場前駅)です。新名古屋駅を出で金山駅方面へ向かう普通電車の先頭車両から撮影しました。


 名鉄線の山王駅からなら、名古屋駅から真っ直ぐに走ってくる矢橋ホキの背景に、JR東海ツイン・タワービルを撮すことができます。 


 写真12−19   名鉄山王駅横を通過する矢橋ホキ           (@積 撮影日 09/04/04)

 この撮影場所は一つだけ難点があります。矢橋ホキがやって来た時、名鉄の名古屋方面側線路を電車が走っていたら、矢橋ホキはその陰に隠れてしまいます。
 この日の撮影は、まさにその危険とすれすれの撮影でした。右の電車は山王駅のホームを通過した名鉄電車です。ほんの数秒の差で、矢橋ホキと重なることを免れました。
 天気がよければ後ろにJR東海ツイン・タワービルがもっとはっきり見えるのですが、この日は曇天で、なんやかやともったいつけた割には、今ひとつの写真となりました。 

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 笠寺駅到着

 名古屋駅、金山駅、熱田駅と駆け抜けた矢橋ホキは、JR東海から名古屋臨海鉄道との接続駅、笠寺駅に到着します。 


 写真12−20   笠寺駅の貨物線に入線した矢橋ホキ2番列車       (A積 撮影日 09/04/04)

 笠寺駅は、旅客駅としては普通電車しか停車しないごく普通の駅ですが、名古屋臨海鉄道との接続駅であることから、駅の西側に、何本もの貨物列車の待機線があります。


 矢橋ホキを追って、名古屋の南部、笠寺駅までやって来ました。ここで機関車の付け替えが行われます。
 この笠寺駅の説明や、ここから分岐する名古屋臨海鉄道の貨物線については、次のP13で紹介します。 


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