2004-03
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071 2004年2月27日(金) 春、デトロイト特派員、牛丼              

 岐阜地方は、先々週の「バカ陽気」以来、すっかり春気分となりました。今日は、朝小雪が降り、ちょっと寒い日でしたが、もうたいしたことはないでしょう。
 菜の花も、梅も5分から6分咲と言ったところでしょうか。


近鉄揖斐線沿線の菜の花畑。最近、菜の花モドキが増える一方です。これは本物です。

岐阜市梅林公園の紅梅と白梅。3月6日・7日の梅祭りにはちょうどいい頃でしょうか。


 もう来週は3月。
 春、卒業式、入学式。そして、人事異動。
 
 この未来航路にも、「人事異動」が起こります。
 いえ、いえ、私がどこかへ転勤するとかそういう話ではありません。

 外国に在住で、写真などのいろいろな情報を送ってもらっていた方、つまり私が勝手に「特派員」をお願いしていた方が、それぞれのご事情で、「異動」されます。

 まずは
マレーシアのHさん。
 クアラルンプールの大学で2年間数学を教えておられましたが、この3月で帰国されます。また、岐阜県の教員に復帰です。
 Hさんからのメール情報で、日記「マレーシアの海」、「マレーシアの山」が生まれました。

 ついで、
カリフォルニアのkokoさんです。
 掲示板にもお書きになっていますが、同じくこの3月で帰国です。
 kokoさんには、ロサンジェルスの高級ホテルクイズの写真を始め、いろいろ教えていただきました。(現代社会クイズ、日本経済の諸相502

 そういえば、kokoさん。
 掲示板に、アメリカでは牛丼の吉野家は普通通り営業していると書いてくれましたが、実は、日本でも、「冷凍吉野家牛丼」だけは、まだ健在です。

 先週の生協の注文で、妻と私で、次のように謀議しました。

箱の中には、普通牛丼が15個。我が家は牛丼大国。


「吉野家の冷凍牛丼、もう注文してもないかなー。」
「だめもとで、やってみたら。」
「冷凍製品は、もうパックしてできあがっているから、在庫あるかもね。」
「手に入ったら、貴重品として売れるかもしれんぞ。」

 妻は、よせばいいのに、普通牛丼1パック15個、大盛り牛丼パック10個も注文したのです。
 それがちゃんと全部、届いてしまいました。(^.^)

 
 お二人とも、ありがとうございました。
 ご無事でご帰国されることを願っています。


 かわりに、というわけではありませんが、タイミング良く、アメリカに別の知人がいることがわかり、早速お願いして、「特派員」になってもらいました。

 
デトロイトに在住の、旧姓はAさん、今は結婚してBさん、(これは本当にそういう頭文字なのです。つぎは、Cさんには、・・ならない、ならない。)です。

 Bさんは小学校の先生でしたが、結婚したあと、ご主人の仕事の関係で、2001年6月に渡米して、以後ずっとデトロイトに住んでおられます。
   
 Bさんは、英語を第2言語とするアメリカ在住民のための州立の語学学校ESL(English Second Language)へ通うかたわら、本職を生かして、デトロイトりんご会補習授業校という、在住日本人のための土曜日の補習学校で、先生として働いています。(補習授業校のサイトはこちらです。
 加えて、ご懐妊中でもうすぐお目出度です。

 そのBさんに、デトロイトに関する調査をいろいろ頼んでしまいました。よろしくお願いします。
 レポートは届き次第、日記やクイズで紹介します。 

 Bさん自身が彼女の友人の依頼で、デトロイトの住宅事情について書いたレポートが、すでにこちらのサイトに掲載されています。(こちらです。

 さあ、牛丼食べよっと。


072 2004年3月06日(土)デトロイト情報追加                 メニューへ 

 デトロイト特派員のBさんから早速の追加情報が届きました。
 前の写真と併せて、再構成して掲載します。

デトロイトと対岸のカナダの町に架かるアンバサダー橋。9.11事件後のフォード社の損害クイズ(現代社会 産業の発達・経済成長編609)に追加できました。

 1月下旬のデトロイトの風景その1。長いつらら。
「地理」学的には、雪はそれほど多くはないけど、夜は気温が低いデトロイトの気候が推察できます。

 Bさんが新しい写真を送ってくれました。

 彼女のメールにあった説明です。
○右上は、私達の住んでいるアパートで、右端グランドチェロキーの止まっているところが、我が家です。ガレージから(玄関もありますが)階段を上がって2階、ツーベットルームです。

○右下は、ウィンザーのカジノです。デトロイトにもありますが、私はウィンザーのカジノしか行ったことが無いです。

○左上は、ウィンザーから見たデトロイトのダウンタウンです。毎年、この川をはさんで、花火大会が5月末に行われます。寒そうだし、すごい人なので、「花火大会はやっぱり長良川でしょう!」と言い訳して、見に行ったことはありません。いつも、テレビで見てます。また、約3年前の写真なので私達夫婦もちょっとだけ今より若いかも....
 説明にもありますが、左上の写真で、Bさんご夫妻が立っている場所は、実はデトロイトではなく、デトロイト川を挟んだ対岸のカナダのウィンザー市です。
 後ろの川はデトロイト川、そして、背景のビル群がデトロイトのダウンタウンです。これらの位置関係は、下の地図をご覧ください。


 御存知のように、五大湖がカナダとアメリカ合衆国との国境線を形成しています。西・北・東をミシガン湖・ヒューロン湖・エリー湖に囲まれた部分がミシガン州です。
 その東端部、カナダとの国境にデトロイトはあります。ヒューロン湖とエリー湖は直接はつながっておらず、途中のセント・クレア湖を挟んで、デトロイト川が両湖を結んでいます。デトロイトから見て、デトロイト川の対岸は、カナダの
ウインザー市です。そこに架かる橋が、アンバサダー橋、長さ400メートルです。

 

Bさんにメールしました。
「これがアパートですか?と聞いてしまいそうな、豪華なお宅です。さすがアメリカです。まいりました。
ところで、ウインザーのカジノにしか行かないということは、やはり、デトロイトのそれは「危険」なのですか?」

「ウィンザーの対岸までは、約1キロしかないので(橋の全長は分かりませんが....)、よく見えます。デトロイトにもカジノはあります。(MGM Grand Detroit Casino,MotorCity Casino,Greek Town Casino です。)
 でも、それだけのためには行きません。
 その中や、行く途中も車なら、大して怖いと思いませんが、その周りを散策するとか、車が故障して止まらなきゃいけないとなったら冷や汗ものです。やっぱり怖いですね。
 
 公共交通機関が無いからか、なぜか力なく歩いているホームレスのような人が多くいます。また、地下から所々出ているあの水蒸気が怖い雰囲気をかもし出してますよね。何なんでしょうあれは?ニューヨークやシカゴで見れば都会っぽいのですが、デトロイトで見ると怖い.... 公共交通機関は、デトロイトのビジネス街をピープルムーバーと言うモノレールが走っています。バス、タクシーもありますが何せ「Motown」なので、今まで交通機関が発達してこなかったのでしょうね。地下鉄だってあってもいいはずなのに....
ウィンザーには小さいけれど、イタリア街があり、おいしいパスタが食べられるので(アメリカにはアルデンテという言葉はありません.....)たまーにパスポートもって出かけます。」
 やはり、デトロイトのダウンタウンは、日本人には、ちょっと怖いようです。
 北米自由貿易協定があるおかげで、アメリカ人とカナダ人の国境通過は自由なのでしょうが、日本人は、当たり前ですが、パスポートをもってお出かけということなのでしょうか。

 最後にBさんが、アメリカの牛肉事情を書いてくれましたので、追加します。

「冷凍牛丼、実は私も教員時代生協で購入しました....非常食にはもってこい!旦那さんも一人で用意して食べられるから、私が部活でいない土曜日のお昼などは大助かり!!味もいける!それにしても、生協以外で見かけないのは何か理由が????

 こちらは、全然狂牛病に無関心です。
 毎週送られてくるスーパーのチラシに一週間だけ、牛肉がどこにものっていなかったので「もしや?」と思ったのですが、次の週にはちゃっかり!スーパーにはででーんと並んでいますし....アメリカ人の知人はホームパーティに、牛のテンダーロインステーキを計画していたのですが、ゲストの一人に「私は、牛は今食べないようにしている」と言われ、チキンに変えたそうです。ま、気にする人は気にしますが、ニュースになるほどではないようです。」

 Bさんには、日本の牛丼事情を説明するメールを送っておきました。


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