色丹島との草の根交流記08

 これは、私が2002(平成14)年9月18日(水)〜9月22日(日)に参加した北方領土色丹島訪問以来、友人となった色丹島のロシア人英語教師一家との間に続いている草の根の交流について記録したものです。


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008 2003年7月02日(水) 私はカーチャです。 

 ナターシャには、色丹島の穴澗小中学校に通う10歳の娘さんがいます。名前をカーチャといいます。
 ナターシャが、ナタリアの愛称であるように、カーチャもある正式な名前の愛称です。本当の名前は何か分かりますか?正解は、一番下に書いてあります。
 ※ヒント 英語のエリザベスの愛称がベスであるのと同じぐらい、大胆な縮め方です。

 その、カーチャから手紙が来ました。
 もともと、ナターシャとの手紙の交感は、娘のカーチャの文通相手にもなるということかで始めました。
 3月からこれまで、2〜3週間おきに、ひな祭り・サクラ・町の風景などの話題を、日本語のひらがなで書いて送ってきました。
 
 そのカーチャから初めて手紙が来ました。手紙の日付は、4月16日となっていますが、色丹島の消印は5月26日、岐阜には6月24日に到着です。



  ロシアの学校は欧米と同じく9月始まり6月終わりです。つまり、今はもう夏休みです。

 5月25日が色丹島の小中学校の卒業式の日です。卒業式は、ナターシャの表現を借りれば、The Last Bell meeting というそうです。もちろん、ロシア語でそういう意味の表現ということです。

 在校生は、それから4日間授業があって、終業式となります。終業式の次の日は、「健康の日」といって、みんなでハイキングに行く日だそうです。

 それから8月一杯まで、長い長い夏休みとなります。ロシア本土の学校より、1カ月近く夏休みが長いみたいです。子どもたちは、サハリンやウラジオストクへキャンプなどに行ったり、その他のロシア本土の親戚や知人の家へ長期滞在に出かけると言うことです。
 また、ビザなし交流で日本へ行く生徒も少なからずいるそうです。カーチャも、1999年には、ナターシャと一緒に旭川へ来たことがあるそうです。

 今年は、祖父祖母のいるモスクワとサンクトペテルブルクへ船と飛行機に乗って行くと書いてありました。
 始業式・入学式は、9月1日です。もちろん、The First Bell meeting と呼びます。 

 10歳の少女でも、こんなに立派に日本語が書けます。カタカナなんか、ナターシャよりも上手かもしれません。(^.^)
 ナターシャが主宰している、色丹島の日本語クラブの成果です。

 さて、カーチャの正式な名前ですが、なんと、あの有名な、エカテリーナです。(英語的に言えば、キャサリンですね。)ラクスマンを派遣したロシアの大女帝エカテリーナと同じ名前なのです。  


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