ルートですが、私たちが実際の通ったルートは、上図の黄色の線です。
岐阜のわが家から行くと、岐阜羽島インターチェンジで名神高速に入り、東名高速→首都高速→東北自動車道→仙台南部自動車道→仙台東部自動車道路→三陸道路とへて、松島インターチェンジで一般道路に降りて、第1目的地、松島海岸。
松島海岸から、逆に東北自動車道村田ジャンクションまで行き、そこから山形自動車道路へ分岐して、第2目的地、鶴岡・酒田・湯野浜温泉まで。
湯野浜温泉から、東北道路へ戻って、郡山ジャンクションから磐越自動車道路を経て、第3目的地、喜多方・会津若松まで。
そして、会津から東京を経由しての帰り道です。
実は、距離的には、地図の赤いルート、つまり、中央高速道路→長野自動車道路→上信越自動車道路→北陸・日本海東北自動車道路→磐越自動車道路→東北自動車道路と、東京を経由せず日本海側を経由する方が、近道です。
最初はこのルートを考えていました。
しかし、クリスマスを経ても大変穏やかで雪など降りそうでなかった今年の12月の天気は、年末になって、右のように急激に悪化しました。
つまり、私たちが出発する28日の夜から、この冬初めての寒気が日本全体に入り、新潟や山形は大雪になると予報されていました。
これでは、新潟経由は無理です。
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<2006年12月末の新潟の天気>
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そこで、少し遠回りですが、東京経由で向かいました。
これは、結果的にはよい経験になりました。
50歳にしてはじめて首都高速道路を自分で運転して走るという経験ができたからです。
首都高速道路というのは、東京の人には当たり前ですが、道路の上、川の上、トンネルなどいろいろなルートを通っています。中心部ではビルの谷間から、外縁部では高架のかなり高いところから、東京の夜景を楽しむのはなかなか情緒のあるものでした。
電車から見るのと違って、くねくね周りくねる高速道路からの夜景は、より面白いものがあります。地方からのお上りさんには、とても魅力的でした。
Y |
「もうすぐ渋谷?」 |
D |
「109ビルはどれ?」 |
父 |
「なんじゃ、それ?」 |
D |
「女性ファッションを売っている有名なビル。父ちゃんが知るわけない。」 |
父 |
「・・・・」 |
Y |
「あった、あれあそこ。109。」 |
妻 |
「あれ、正面、六本木ヒルズ。」 |
D |
「東京タワーは?」 |
妻 |
「反対、反対、もっと向こう。」 |
D |
「オカンを見てみたい。」 |
父 |
「オカンってなんじゃ。」 |
Y |
「ほら、リリー・フランキーの、『東京タワー物語』って知ってるだろう?あれから転じて、東京タワーをオカンと呼んでいる。」 |
父 |
「誰が」 |
Y |
「わが兄弟の間で。」 |
父 |
「(*_*)」 |
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東京タワーの夜景。
但し、今のものではなくて、これは、2003年5月に私が撮影したものです。
ルート説明図へ |
それまで、東名高速を走る間中、ぐっすり眠っていた家族は、首都高速にはいると、いつの間にか全員起きていて、窓の外を見ながら大騒ぎです。
実は、この旅行の中で一番興奮を共有できたのが、なんと夜の東京でした。
おかげで、帰り道には、わざわざ東京タワーに寄り道して、夜景を見物するはめになってしまいました。(^.^)
さて、自動車で山形まで行くという強行軍の効果です。
実質総運転時間は27時間30分になり、いささか疲れはしました。しかし、松島・鶴岡までJRで出かけたことを考えれば、次のように経済的な旅行でした。
<経 費 比 較>
JR利用の場合 |
JR料金5人分 岐阜−松島−鶴岡−会津−岐阜 |
58,630×5 |
合計 293,150 |
自動車利用の場合 |
レンタカー料金 |
37,000 |
合計 104,230 |
高速道路料金 |
35,230 |
ガソリン代 |
32,000 |
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これで、自動車が自前なら、ほんとに安上がりです。(マイカーは、1995年製のオンボロカリーナのため、トヨタレンタカーで7人乗りアイシス(カーナビ付き)を借りました。カーナビが威力を発揮して、首都高速道路もすいすいです。) |