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寸又峡温泉 | 先頭へ ||旅行行程地図へ||旅行日程と費用へ| |
寸又峡温泉は、寸又川によって形成された寸又峡にある温泉です。寸又川は、南アルプスの光岳(標高2,591m)に源を発する大井川の最大支流です。 |
写真03-01 片道860円 (撮影日 11/05/04) |
写真03-02 この道をバスが・・ (撮影日 11/05/04) |
鉄道はもちろんですが、バスも乗る時は先頭座席が最高です。行き先の状況がすぐにわかりますし、なにしろ、前面のフロントガラスから見晴らしがききます。もうひとつ、車酔いに弱い私には、「カーブ情報」=「加速度変化情報」を事前に目で確認できることで、車酔いの防止になります。 |
写真03-03 アプトいちしろ駅(撮影日 11/05/04) |
写真03-04 寸又川の渓谷 (撮影日 11/05/04) |
左:大井川渓谷から分かれて峠を越えて寸又川渓谷に入る寸前にあるポイントからは、大井川ダムとアプトいちしろ駅が展望できます。このことは、→2ページで説明しました。「長島ダム・アプト線」 |
寸又峡温泉は、寸又川の本流から、カジカ沢川を400m程さかのぼったところにある、ひなびた温泉です。周辺は渓谷の自然を満喫できる遊歩道が整備されています。8月4日の朝食前、早起きして、ダム湖にかかる吊り橋に行ってみました。 |
写真03-05 温泉街モニュメント(撮影日 11/05/03) |
写真03-06 朝日山荘 (撮影日 11/05/03) |
寸又峡温泉は山間の風情ある温泉街です。キャッチフレーズは、「日本一清楚な温泉保養地」です。美肌効果のある「美人の湯」と言われています。妻に言わせると、「肌がつるつるすべすべになる」という感じだそうですが、同じ湯に入っても、私の感覚は、「ぬるぬる」です。(^_^) |
写真03-07 猿並橋 (撮影日 11/05/04) |
写真03-08 天子トンネル (撮影日 11/05/04) |
温泉街からは、寸又峡上流へ向かう遊歩道が整備されています。 |
上の地図は、Google から正式にAPIキーを取得して挿入した、寸又峡周辺の地図です。 |
写真03-09 大間ダム湖 (撮影日 11/05/04) |
写真03-10 夢の吊り橋 (撮影日 11/05/04) |
寸又川上流にある、大間ダムのダム湖です。 |
写真03-11 夢の吊り橋 (撮影日 11/05/04) |
写真03-12 夢の吊り橋 (撮影日 11/05/04) |
長さ90m、高さ8mのそれほどではない吊り橋ですが、下の水の色がなんとも言えません。 |
写真03-13 夢の吊り橋 (撮影日 11/05/04) |
この吊り橋の写真は、対岸から撮影したものがありません。 |
さて、ここでクイズです。まじめな日本史知識クイズです。 |
※例によって、黒板をクリックしてください。答が現れます。 |
紀伊国屋文左衛門というと、昔ながらの講談や浪曲の世界では、その名前の紀州からみかんを運んだ商人として有名です。しかし、生没年不詳の彼の人生は半ば伝説の人物となっており、みかんについても、「みかん伝説」の域を出ません。しかし、寛永寺根本中堂の造営は事実とされており、静岡県にも、井川村の郷士、海野家に伝わる「海野文書」によって確認ができます。 |
大井川と中部電力 | 先頭へ ||旅行行程地図へ||旅行日程と費用へ| |
ここで、観光から離れて、大井川の電力についてのまじめな学習をはさみます。 |
この2011年の夏は、3月11日の東日本大震災による原子力発電所の事故によって、各地域の電力会社の原子力発電所が稼働停止等に追い込まれて電力事情が逼迫しており、「電気予報」も示されるなど、電力需給への関心が高まっています。
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この川に電力開発の発想が起こったのは、明治時代の末期です。 |
上の表は、現在の中部電力の発電設備の構成です。 |
大井川は電源開発によって、高度経済成長期の電源供給に貢献し、また、多くのダムによって水量調整がなされ、洪水の危険性が減少しました。 |
写真03-14 大井川の中流部、塩郷附近のいわゆる七曲がり (撮影日 1976年) |
上が上流、下が下流です。右上の水がたまっている部分が、1960(昭和35)年完成の塩郷ダムです。その下流に細く見えるのが、塩郷の吊り橋です。 |
多くのダムの完成によって生じた問題点とは、大井川の本流を流れる水量が少なくなり、いくつかの場所で「河原砂漠」が出現してしまったことです。
大井川上流域から下流域にかけての水利権は、中部電力のもとにありました。しかし、1980年代末に各ダムの30年間水利権の期限が切れ見直しが行われた結果、中部電力は、塩郷ダムにおいては通年毎秒3トンの水の放流、4月から9月の増水期にはさらに2トンの上乗せをするという提案を行いました。 |
写真03-14 現在の塩郷の吊り橋付近の本流。吊り橋上から撮影。 (撮影日 11/05/04) |
放流によって、川幅の3分の1は、水が流れています。しかし、滔々たる大河というわけにはいきません。 |
【大井川 鉄道の旅3 参考文献一覧】
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さて、「大井川 鉄道の旅」の最終ページは、もう一度、金谷に戻って、大井川の渡しと牧ノ原台地と茶畑と茶摘み体験についてのレポートです。 |
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