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各地の鉄道あれこれ19 |
全国各地の鉄道の話題あれこれについて紹介します。 |
和歌山電鐵貴志川線 たま電車 11/06/20記述 13/01/14追加 |
前のページでは、岡山電気軌道の岡山市内線を紹介しました。その時に触れたのが、岡山電気軌道による和歌山鐵道貴志川線の経営です。
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上の地図は、Google から正式にAPIキーを取得して挿入した、和歌山市とその東部の地図です。 |
写真19-35 和歌山城(撮影日 10/06/04) |
写真19-36 吉宗像(撮影日 10/06/04) |
和歌山市の中心部には、紀伊徳川家の和歌山城が現存しています。どっしりと構える平山城です。右はもちろん徳川吉宗像です。残念ながら市内電車は走っていませんので、「天守閣と電車」という画像はありません。 |
元は南海電鉄貴志川線 2005年9月30日廃線予定 |
貴志川線は、阪和線・紀勢本線和歌山駅とその東の郊外の貴志川を結んでいる路線長14.3kmのローカル線です。もともとは、独立して設立された山東軽便鐵道に歴史の源がありますが、1961年には大阪難波に本拠を置く南海電鉄の支線となりました。支線といっても同じ和歌山市に乗り入れている本線とはつながっていない路線でした。 |
岡山電気軌道の経営引き継ぎ 岐阜・名鉄600V路線との比較 |
存続方法が模索される中で、非常に具体的かつ建設的な方法が提案されました。次の方法です。
この方針により、上下分離式により運行会社としての民間の新規事業者を公募することとなりました。
このようにトントン拍子に話が進んだのは、地元の協力、とりわけ和歌山県と和歌山市・貴志川町が、応分の負担を行ったことが大きな要因となっています。 |
和歌山電鐵の経営努力 |
和歌山電鐵は、貴志川線の再生について、次のようにポイントを指摘しています。
これらによって、南海時代よりも営業本数を増やしていく積極的な経営を行うとともに、「日本一こころ豊かなローカル線」のコンセプトを元に、いろいろ「楽しい」アイデアが実現されています。 |
写真19-01・02 JR和歌山駅自動券売機 (撮影日 10/06/04) |
和歌山電鐵貴志川線の和歌山駅は、JR和歌山駅の一部にあります。自動切符販売機にも、小さく貴志川線と書かれています。よほどうまく探さないと目につきません。 |
写真19-03 貴志川電鉄ホーム(撮影日 10/06/04) |
写真19-04 精算済証(撮影日 10/06/04) |
JR和歌山駅のメイン入り口(西側)から入ると、1番線があります。そこから数えて9番目、9番線が和歌山電鐵貴志川線のホームです。地下通路を通ってホームへ登ります。 |
写真19-05 隣はJR8番線(撮影日 10/06/04) |
写真19-06 貴志川線ホーム(撮影日 10/06/04) |
和歌山駅貴志川線ホームは、9番線1面しかありません。 |
写真19-07 6時19分着電車(撮影日 10/06/04) |
写真19-08 ワンマン運転(撮影日 10/06/04) |
6時19分和歌山駅着の電車がやってきました。これは普通のデザインの電車です。ワンマンカーですので、到着すると整理券発券機の点検や料金箱の移動等が必要です。 |
写真19-09 ホームの宣伝横断幕 (撮影日 10/06/04) |
「貴志川線の未来を”つくる”会5周年」の横断幕です。左が可愛いい「たま駅長」のキャラクターです。 |
写真19-10 3種類の特別電車 (撮影日 10/06/04) |
貴志川線の3種類の特別電車。左から、「おもちゃ電車」、「いちご電車」、「たま電車」。 |
写真19-11・12 6時32分和歌山着のたま電車がやってきました (撮影日 10/06/04) |
外はネコのデザインです。中はどうなっているでしょう?このたま電車は折り返し、6時43分発、伊太祁曽駅行きとなりました。これに乗って貴志駅に向かいました。 |
写真19-13 たま電車の内部です (撮影日 10/06/04) |
2両編成の1両目中程からの撮影です。 内装は楽しいというか、おじさんには恥ずかしいというか、ここまで徹底すると見事です。 |
写真19-14 運転席の後(撮影日 10/06/04) |
写真19-15 2両目車両(撮影日 10/06/04) |
写真19-16 連結部分(撮影日 10/06/04) |
写真19-17 連結部分反対側(撮影日 10/06/04) |
写真19-18 扉もたま(撮影日 10/06/04) |
写真19-19 いくつかある本棚(撮影日 10/06/04) |
写真19-20 本棚(撮影日 10/06/04) |
写真19-21 これも本棚(撮影日 10/06/04) |
写真19-22 たまの席(撮影日 10/06/04) |
写真19-23 文庫(撮影日 10/06/04) |
本物のネコのたまは電車に乗るわけではありませんが、一応レプリカはあります。 |
写真19-24 可愛い席(撮影日 10/06/04) |
写真19-25 車両年齢40歳(撮影日 10/06/04) |
右の写真の下段の黒い部分の名前は、このたま電車の改装にあたって、1口1000円で募集したサポーターに応じた方々のお名前です。いちご電車とたま電車はサポーターが、おもちゃ電車は企業が改装を支えました。 |
写真19-26 6時59分伊太祁曽駅に到着。和歌山からの所要時間は、17分です。(撮影日 10/06/04) |
このたま電車は、ここで折り返して、7時05分発の和歌山行きとなります。 伊太祁曽駅は、貴志川線の車両整備場があるところです。 |
写真19-27 折り返し和歌山駅に向かうたま電車 (撮影日 10/06/04) |
写真19-28 伊太祁曽駅にあるいろいろなグッズ (撮影日 10/06/04) |
写真19-29 伊太祁曽駅の車庫にいたおもちゃ電車といちご電車 (撮影日 10/06/04) |
3つの特別電車の運行は、貴志川線のHPに示されています。 |
写真19-30 (撮影日 10/06/04) |
写真19-31 (撮影日 10/06/04) |
私は、伊太祁曽駅から後続の7時27分発貴志行き電車に乗って、終点へ向かいました。 |
写真19-32・33 たま駅長の「営業時間」。こんな朝早くは不在です。(撮影日 10/06/04) |
写真19-34 これがたま駅長の勇姿 (撮影日 10/06/04) |
たまが駅長となったのは、上述の通り、和歌山電鐵の創業時に企画した利用者を増やす楽しいアイデアの一つに選ばれたからでした. |
楽しい鉄道です。一度乗ってみませんか。 |
2013年1月、たま駅長は、社長代理に就任したとのことです 13/01/14追加記述 |
新聞によりますと、 たま駅長が2013年1月5日付で、和歌山電鉄の社長代理に就任したとのことです。 |
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