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各地の鉄道あれこれ10 |
全国各地の鉄道の話題あれこれについて紹介します。 |
地下鉄、地上に出る その1 渋谷(続々)08/12/14 |
渋谷駅についての続編です。 |
正確な記述と理解が必要 |
さて、本題の正確な記述とは何でしょうか?
その結果、現代に発行されている解説本では次のように叙述されています。
しかし、だからといって、今のように東横百貨店のビルの真ん中に穴が空いていて、そこからホームに入るというわけではありませんでした。 |
写真10−01 渋谷駅東口 (撮影日 08/12/11) |
現在の東口のバスターミナルです。 |
写真10−02 東急渋谷駅西側から (撮影日 08/12/11) |
東急東横線の渋谷駅を国道246号線上の歩道橋、高速3号渋谷線の高架下から撮影しました。 |
写真10−03 ハチ公像と東急5000系 (撮影日 08/12/11) |
渋谷駅ハチ公広場(北西口)には、東急電鉄の5000系が展示されています。この車両は、1954(昭和29)年に東急が製造した超軽量車両で、戦後の東急近代化に貢献しました。 |
写真10−04 内部 (撮影日 08/12/11) 写真10−05 正面 (撮影日 08/12/11) |
現実の姿 当初の駅は今の駅のイメージとは違います |
右は宮脇俊三氏の著書の表紙です。本の紹介と言うことで、引用をご容赦願います。 |
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※宮脇俊三著『昭和八年渋谷駅』(PHP研究所 1995年) |
この百貨店を貫いて地下鉄線路が敷設されたのではありません。 |
下の地図は、地下鉄銀座線渋谷駅ができる前の渋谷駅周辺の地図です。 |
※宮脇俊三前掲著P105、林順信編著前掲書P123より作製(参考文献リストはこちら↑) |
上の地図は、上の本の表紙の写真とほぼ同じ時代の渋谷駅周辺です。現在は廃線となった玉電(玉川電気鉄道)が、戦後1979(昭和44)年までは走っていました。 |
左 写真10−06 大正末頃の玉電 (撮影日 08/12/11) |
帝都高速度交通営団編『営団地下鉄五十年史』(帝都高速度交通営団 1991年)P8に掲載されている写真は、上の地図ののち、1937年に玉電ビルの建設が始まった時の様子が分かります。 |
もうひとつ、決定的な写真があります。 |
これらのことを総合して考えれば、次のように説明するのがより正しいといえるでしょう。
これでいかがでしょうか。 |
現在の渋谷川 |
最後に、東京特派員が撮影してくれた、渋谷の地形の原点、渋谷川の現在の写真を掲載して、このシリーズを終わります。 |
写真10−08 (撮影日 08/12/11) |
写真10−09 (撮影日 08/12/11) |
左 国道246号線の歩道橋、高速3号渋谷線の下から撮影しました。暗渠から出て下流へ向かう渋谷川です。 |
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写真10−10 (撮影日 08/12/11) |
写真10−11 (撮影日 08/12/11) |
左 4本目の橋から上流を臨んでいます。左手は東急東横線の高架です。 |
これで、「地下鉄、地上に出る その1銀座線渋谷」をすべて終わります。 |
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