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各地の鉄道あれこれ04 |
全国各地の鉄道の話題あれこれについて紹介します。 |
東京駅と踏切5題 その408/07/06掲載 08/08/17,11/16補足・追加記述 |
実は山手線の内側に二つの踏切があります【追加】すぐ外側にも一つ踏切があります |
東京駅と踏切シリーズの続きです。
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山手線の内側を横断する中央線に踏切は・・・ |
上で山手線の内側と書きましたが、山手線の内側には地下鉄を除くと、秋葉原・神田と代々木・新宿を結ぶ中央線しか走っていません。 |
写真04−01 昌平橋から聖橋方面 (撮影日 07/05/25) |
東京駅を出て神田駅で山手線から別れた中央線は、90度西に方向を変えて山手環状の真ん中に入り込みます。そして、両国橋から浅草橋を経て秋葉原を過ぎてやって来た総武線と合流します。写真04−01はその合流点を撮影したものです。左のオレンジの電車が中央線で、中央の大きなガードが総武線です。 |
写真04−02 聖橋からお茶ノ水駅・総武線と中央線合流ポイント方面を撮影 (撮影日 07/06/13) |
上の写真04−01とは反対に聖橋(ひじりばし)から、右手のお茶ノ水駅や総武線と中央線の合流点方面を撮影したものです。右手の駅の止まっているのはオレンジ色の中央線快速電車、下の青色の鉄橋を渡って再び地下に潜ろうとしている赤い帯の電車は地下鉄丸ノ内線、そして、はるか下流の緑色の鉄橋を渡ってこちらに向かってくる黄色の電車が、総武線から中央線に入る各駅停車の電車です。 |
写真を二つも使ってお茶の水駅周辺の説明をしました。
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ではその踏切は一体どこに? |
実は、これまでの説明に、手品師の「タネも仕掛けもありません」が嘘のように、ちょっとだけ嘘が含まれています。 |
写真02−10 湘南新宿ライン (撮影日 08/05/30) |
ホームを挟んでいる2本の線路は、もちろん山手線の上下線です。 |
湘南新宿ラインを走る電車のうち、左端は普通電車です。緑−オレンジ−緑の配色のラインです。 |
つまり、緑色のラインの電車が走る狭い意味での山手線の内側に、もう1本山手貨物線が走っていて、少なくとも湘南新宿ラインとして利用されています。もしこの線路に踏切があれば、「山手線の内側に踏切がある」と表現してもいいことになりますまいか。 |
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写真04−03 山手線の内側にある踏切その1 (撮影日 08/06/25) |
山手貨物線は、北は田端(正確には駒込駅との中間)から、南は品川駅まで、池袋・新宿・渋谷と山手線の西半分に平行して通っています。さてこの踏切は、そのうちのどこの部分にあるのでしょうか。 |
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写真04−04 山手線の内側にある踏切その2全体像 (撮影日 08/06/25) |
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写真04−05 山手線の内側にある踏切その3高架線 (撮影日 08/06/25) |
代々木駅そば、中央線高架の南の青山街道踏切です |
この踏切は、山手線代々木駅のそばにある「青山街道踏切」です。この区間では山手貨物線を利用する電車は、湘南新宿ラインだけではなく、大宮−赤羽−池袋−新宿−渋谷−大崎を結ぶ、埼京線も走っています。 |
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この踏切の位置は、地図に示すと次のようになります。 |
地図03 山手線における踏切の位置 |
地図04 代々木駅付近拡大図 |
もうひとつ、代々木駅そば、中央線高架の北には厩道踏切があります |
上の地図をもう一度ご覧ください。実は、代々木駅のそばには、より駅に近いところに、もう一つの踏切があります。名前は、厩道(うまやみち)踏切です。9K883Mです。 |
写真04−08 (撮影日 08/06/25) |
写真04−09 (撮影日 08/06/25) |
高架の上は、手前(東側)がオレンジ色の電車の中央線、向こう側(西側)が山手線です。 |
写真04−09 (撮影日 08/06/25) |
青と緑のラインの埼京線電車が通過します。 |
写真04−10 厩道踏切北側(撮影日 08/06/25) |
開かずの踏切 |
この代々木駅の周辺の二つの踏切については、歩行者・自転車のみの踏切である東海道線の品川道踏切や住宅街にある山手線の第二中里踏切とは違い、駅のそばの繁華街にあるため、「開かずの踏切」に対する住民の不満があり、「代々木駅周辺まちづくり協議会」「埼京線踏切問題連絡協議会」による、踏切廃止・高架促進の運動がなされています。 |
写真04−12 高架促進看板 (撮影日 08/06/25) |
青山街道踏切と厩道踏切の意義 |
さて、この青山街道踏切と厩道踏切ですが、一体どういう意義があるのでしょうか。
これで、3つ目の踏切の話を終わります。まだあと二つあります。続きます。 |
【追加部分】2008年8月17日に追加した部分です。 |
写真04−03の解説でことわったとおり、上の説明は踏切そのものに行かずに作ってしまいました。 |
写真04−14 (撮影日 08/08/13) |
JR埼京線大崎駅の出発時の様子です。埼京線(山手貨物線の線路)は山手線に平行して走りますが、山手線との位置関係は微妙に変化し、それによって、山手線にはない踏切が「出現」します。 |
写真04−15 (撮影日 08/08/13) |
高架上を五反田駅に近づきます。山手線との位置関係は、大崎と同じで、外側を埼京線が走ります。駅の上には、東急池上線の五反田駅です。 |
写真04−16 (撮影日 08/08/13) |
五反田駅の次の目黒駅を過ぎると埼京線(山手貨物線)の方が、下に下がって写真右の高架を行く山手線とは段差が付いてきました。すると前方に高架橋が・・・・。 |
写真04−17 (撮影日 08/08/13) |
目黒と恵比寿の中間点からやや目黒よりのこの地点で、山手線が埼京線を跨いで、位置関係が代わります。ここから、埼京線が山手線の内側を走ります。 |
写真04−18 (撮影日 08/08/13) |
山手線の下をくぐって、埼京線は恵比寿駅の南で山手線の内側に入ります。奥は恵比寿駅周辺のビル郡です。その手前の青と白の橋は、狩人や山川豊の歌で有名な「アメリカ橋」です。 |
写真04−19 (撮影日 08/08/13) |
渋谷駅を過ぎると左手に豊かな緑が迫ります。明治神宮(写真左手)の森です。埼京線と山手線は同じ平面で、森や道路の少し下を走ります。写真の山手線電車が止まっている駅は原宿駅です。 |
写真04−20 (撮影日 08/08/13) |
原宿駅を過ぎ少し北に進むと、右手に皇室の専用ホームがあります。皇室専用列車(お召し列車)に乗車される際に利用されるホームです。 |
写真04−21 (撮影日 08/08/13) |
原宿を過ぎて神宮の森と離れると、山手貨物線(埼京線)の方が、またまた地上に降りはじめます。写真の左側が山手線の内回り電車です。奥に見える駅は新宿の手前(南)の代々木駅です。 |
写真04−22 (撮影日 08/08/13) |
山手貨物線が平地に下りた理由は、この前方に見える緑色のガード、中央線の線路の下をくぐるためです。東京駅から出発して山手線神田駅の北で別れた中央線は、お茶の水から山手線のサークルの真ん中を横切って、ここ代々木でもう一度山手線と平行し、一つ先の新宿駅で別れて、西方へ向かいます。 |
写真04−23 (撮影日 08/08/13) |
中央線の高架橋の真下からの撮影です。映っているのは厩道踏切です。前方に見えるのは新宿駅です。 |
写真04−24 (撮影日 08/08/13) |
新宿駅に入ります。左手の赤い電車は成田エクスプレスです。下の写真04−30でちょっと説明します。 |
大崎から新宿までレポートしました。これで、このページの本題のJR線の電車が通る踏切としては、東京駅から直線距離で一番近い踏切、青山街道踏切、厩道踏切がどのような状態で存在している踏切かご理解いただけたと思います。 |
まずは、埼京線電車の美しい全体像です。 |
写真04−25 (撮影日 08/08/13) |
大宮行きの電車の最後尾です。 |
写真04−26 (撮影日 08/08/13) |
池袋駅のホームから撮影した回送電車です。 |
写真04−27 (撮影日 08/08/13) |
新宿を出て池袋に向かう埼京線です。右の黄色い電車は、西武鉄道新宿線です。次の高田馬場駅まで平行して走ります。 |
写真04−28 (撮影日 08/08/13) |
遠くに池袋駅が見えます。手前の白い電車の高架線は、西武鉄道池袋線です。 |
写真04−29 (撮影日 08/08/13) |
池袋駅の埼京線・湘南新宿ラインのホームです。右は大宮方面行き、左側は新宿・池袋・大崎方面行きです。 |
写真04−30 (撮影日 08/08/13) |
同じく池袋駅の埼京線・湘南新宿ラインのホームです。成田エクスプレス6号がやって来ました。 |
写真04−31 (撮影日 08/08/13) |
池袋駅のホームの北端です。山手貨物線は中央のガードの下をくぐって、大塚・巣鴨・駒込方面へ向かいます。 |
さて、この【追加部分】では、大崎駅から池袋駅まで、埼京線(山手貨物線)について、レポートしてきました。山手線の本線と貨物線が微妙に位置関係が代わり、貨物線が平地に下りたところに3カ所の踏切があることがご理解いただけたでしょうか。 |
【追加部分U】2008年11月16日に追加した部分です。長者丸踏切でした。 |
写真04−22ので走行中の先頭車両から撮影した踏切、山手線と山手貨物線が交差するすぐ南にある踏切は、長者丸踏切でした。ここは、目黒駅と恵比寿駅の中間ですが、このあたりは港区の北西端にあたり、住居表示は港区長者丸です。 |
写真04−32 上大崎新橋から(撮影日 08/10/25) |
写真04−33 (撮影日 08/10/25) |
目黒駅北の高架橋(上大崎新橋)から見ると、それまで内側(東側)を通っていた山手線が次第に坂を上って(写真04−32)、隣の山手貨物線を跨ぐところがあります。跨ぐ高架線路の手前に長者丸踏切があります。写真04−33では、山手線電車が山手貨物線を跨いでいます。 |
写真04−34 (撮影日 08/10/25) |
写真04−35 (撮影日 08/10/25) |
写真04−34では、新宿湘南ラインの電車がその踏切を通過中です。 |
写真04−36 (撮影日 08/10/25) |
これが長者丸踏切です。「No.1 4K606m」の表示があります。品川駅を起点としている山手貨物線のNo1の踏切です。距離は、品川駅から4K606mです。 |
この長者丸踏切は、この東京駅と踏切シリーズの中では、特別な位置づけはできない踏切です。強いて言えば、東京駅から特急成田エクスプレスに乗車すると、最初に通過する踏切と言うことになります。(苦しい説明(--;)) |
写真04−37 (撮影日 08/10/25) |
長者丸踏切を通過する成田エクスプレス2号。 |
写真04−38 長者丸踏切から目黒駅を臨む (撮影日 08/10/25) |
長者丸踏切から目黒駅方面を撮影しました。自動車が通らない踏切の場合は、列車が通過した後、遮断機が上がれば安心して遠ざかっていく列車の撮影ができます。 |
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写真04−39 踊り子号(撮影日 08/10/25) |
写真04−40踏切の東側から(撮影日 08/10/25) |
写真04−41踏切部分のアップ(撮影日 08/10/25) |
写真04−42 目黒道の表示(撮影日 08/10/25) |
この踏切を通っている道はどんな道かといえば、由緒ある道の一つです。高架下の壁面には、写真04−42の表示がなされています。「目黒道架道橋」と読めます。 |
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