岐阜県の東海道線あれこれ11 |
岐阜県の東海道線についてあれこれ紹介します。 |
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垂井線の謎5 旧新垂井駅 |
前ページの南荒尾信号所に続いて、このページでは、廃駅となった旧新垂井駅を紹介します。 |
旧新垂井駅とは |
まずは場所を確認ください。 |
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旧新垂井駅の様子 |
まずは、旧新垂井駅の様子です。 |
写真11−01 |
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少し拡大します。 |
写真11−02 |
写真11−03 |
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写真11−04 (撮影日 07/07/16) |
大石踏切から西側の線路を撮影したものです。夏の垂井の山々を背景に、下り勾配緩和線の線路が西に延びています。山に突き当たったところで南に曲がり、トンネルを3つくぐって関ヶ原駅手前で上り線・垂井線と合流します。 |
写真11−05 (撮影日 07/12/05) |
初冬の大石踏切からの撮影です。旧新垂井駅を通過した特急しらさぎ号が関ヶ原へ向かいます。 |
旧新垂井駅が有名になった時 |
この新垂井駅が有名になった時があります。
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「 午後4時を過ぎると、事態は、一層悪化した。 |
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※前掲書P28 |
実はこの列車は、東海道線下り線(緩勾配線)を通り、予定では停車するはずのない新垂井駅で停車し、犯人一味によって、乗客はそこで降ろされ、別の場所に監禁されてしまっていたのでした |
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「「これだけの条件を備えた都合のいい駅が、東海道本線に実在すると思いますか?」 |
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※前掲書P206 |
ここまでこの「垂井線の謎」1〜4を読んでこられた皆様には、新垂井駅が上記の条件を満たすことを容易に理解いただけると思います。長さ250mを越える列車が世間的には目立たずに停車できる駅、それがこの新垂井駅だったのです。 |
写真11−06 (撮影日 07/07/16) |
大石踏切から東、つまりホーム側を撮影したものです。ホーム側の線路は撤去され、通過線のみとなっていますが、国鉄時代の長大なホームは樹木と草の中に今も健在です。 |
写真11−07(撮影日 07/07/16) |
写真11−08(撮影日 07/07/16) |
写真11−07は現在のホームを西から撮影したもの。 |
写真11−09(撮影日 07/07/16) |
写真11−10(撮影日 07/07/16) |
写真11−09は現在の旧駅前広場。 写真11−10は駅舎の跡。 |
西村京太郎氏は、現役時代の新垂井駅を小説の中で次のように描写しています。 |
「「ひどいねえ。まるで廃駅じゃないか」 |
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※前掲書P211 |
上の航空写真を見ていただければ分かりますが、近くに集落はあります。ちょっと誇張した表現ですね。 |
写真11−12 (撮影日 07/12/05) |
初冬の旧新垂井駅跡を通過する特急しらさぎ号。 |
さて、最後はこのページの一番のお宝写真の紹介です。
ブルートレインも東海道線を通るものは少なくなりました。 |
写真11−13 (撮影日 07/07/16) |
夏の早朝、新垂井駅に停車するミステリー列車(+_+)、いや、ごく普通に旧新垂井駅を通過する、寝台急行銀河です。午前5時20分過ぎの撮影です。 |
現在も迂回線は必要か? |
「垂井線の謎」シリーズの最後に、東海道線下り線(緩勾配線)の必要性、垂井線との併存について付言します。
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写真11−14(撮影日 08/01/19) |
写真11−15(撮影日 08/01/19) |
写真11−14は垂井線(急勾配線)を垂井から関ヶ原に向かう電車の速度計。大垣駅11:04発、219F電車が関ヶ原(発時間11:18)駅に着く直前の時点の速度計です。85kmです。 |
写真11−16 (撮影日 08/01/19) |
関ヶ原駅を出て垂井駅に向かう途中の上り線電車の先頭からの撮影です。 |
これで、「垂井線の謎」1〜5シリーズを終わります。 |
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