岐阜県の東海道線あれこれ3 |
写真を題材に、岐阜県の東海道線についてあれこれ紹介します。 |
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JR「中山道線」と県境2 |
JR「中山道線」の続きです。 |
残る二つは関ヶ原町内の県境手前にあります |
岐阜県内にあるJR東海道線と旧中山道がクロスする踏切3カ所のうち、残る2カ所は、関ヶ原町の県境側にあります。 |
岐阜県・滋賀県境の旧中山道とJR東海道線・新幹線の路線の比較図です。 |
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関ヶ原町山中の山中踏切 |
現関ヶ原町の中心部、旧関ヶ原宿では、北から順にJR東海道線・国道21号線(旧中山道とほとんど重複)・東海道新幹線の順となっています。 |
上からJR東海道線、その下をくぐる新幹線、そして、旧中山道(手前の道ではなく中央の家の前の道)です。 |
山中の集落を抜けて西へ進むと、JR東海道線を渡る踏切があります。山中踏切です。 |
旧街道の旅を楽しみには絶好の小春日和のこの日、親子連れが、旧中山道ウォークを楽しんでおられました。 |
同じ場所を通過する富山発名古屋行き上り、しらさぎ8号。 |
実は、しらさぎ号が通過しているにもかかわらず、山中踏切は、遮断機は降りておらず、警報機もなっていませんでした。ではそのからくりは? |
上り線を特急が走っていても、下り線に普通に立って写真撮影ができる山中踏切の謎とは・・・・。 |
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つまり、この踏切のすぐ北側(関ヶ原側)で上下線が2本に別れ、旧中山道はその間を通っているからです。言い換えれば、山中踏切は、下り線のみをクロスする踏切だったのです。 |
関ヶ原町今須の車返踏切 |
さて、もう一カ所、岐阜県にある、旧中山道とJR東海道線がクロスする三カ所目の踏切、車返踏切は、関ヶ原町今須集落から県境へ向かう場所にあります。 |
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下がその車返踏切です。 |
旧中山道今須宿の西端から現在の国道21号線を越えて、車返踏切を撮影。南から北を向いて撮影しています。 |
この写真を撮影した場所は、旧中山道の今須宿の出口の所です。バス停は「西今須」です。 |
美濃と近江の境です |
かの川端康成の名作、『雪国』に出てくる国境、上野と越後の国境は、長いトンネルを抜けていかなければなりませんでした。 |
県境(国境)の標識。 |
単なる境ではありません 文化圏の境です |
しかし、この国境は実は、偉大な境目です。 |
左は、岐阜県関ヶ原町今須の田中菓子舗、右は滋賀県米原市柏原のコンビニ・ローソン。 |
国境を挟んで2km程の距離にある上の写真の二つのお店(地図で位置関係を確認してください↑)では、同じ商品でも、まったく異なるタイプのものを販売しています。 |
これが噂の、日清「どん兵衛」のWEST版とEAST版です。
その東西「どん兵衛」の境がこの岐阜(美濃)と滋賀(近江)の国境です。 |
EAST版(東日本版) | WEST版(西日本版) |
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パッケージ中央左端に(W)の印。 「鰹・昆布だし」です。 左の駄菓子屋さんから、国境を越えて国道21号線を2kmほど西に行ったところにある、ローソンで購入しました。近江の国で最も国境よりの店舗です。 |
つまり、岐阜(美濃)と滋賀(近江)のこの国境は、東日本文化圏と西日本文化圏の境界となっているのです。 |
夕陽を浴びながら美濃と近江の国境(くにざかい)を越えて、岐阜県から滋賀県に入る米原行き快速電車。カーブの部分、先頭から3両目と4両目あたりが国境です。(撮影日 07/12/08) |
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