みなさ〜ん、もうすぐ夏休みです。
一般の企業勤めの方は、夏休みというと、お盆前後の休暇を意味することになるでしょうが、我々学校関係者にとっては、「夏休み」というのは生徒・学生時代と同じ感覚の、そのものズバリ、「夏休み」です。(^_^)
もっとも、最近では、文部科学省や都道府県教育委員会の指示が厳しくて、高校では「年間35週間分の授業をしなさい」という規制を守ろうとする学校が多くなり、夏休みが短くなってしまいました。
具体的には、昔は40日もあった高校の夏休みは、最近の進学校では、長いところで3週間余、短いところでは2週間を切るぐらいになってしまいました。
年配の方は、このことは初耳かもしれません。これには驚かれると思います。
そうそう、そもそも、規制緩和のおかげで、夏休みの長さは校長の裁量によって決めることができるようになり、今では、各高校が一斉に同じ日に夏休みに入るということがなくなりました。
このことが、上記のように、受験に頑張る学校の夏休みを、まるで各校が競争するかのように短くしていったのです。
また、先生方の「研修」の適用も厳しくなり、昔のように、「家で読書していたいから自宅研修(勤務場所を離れて行う研修)」というのも許されなくなりました。
私の若い頃に比べると、先生の夏休みもずいぶんせこくなりました。
しかし、それでも夏休みは、夏休みです。
幸い私の勤務する学校は、3部制の定時制と通信制の併設高校です。生徒諸君も、保護者の方も、そして先生方も、「寸暇を惜しんで受験勉強」という発想ではなく、「暑い夏はそれなりに休んでリフレッシュ」という考えで一致しています。
そのため、夏休みは30日以上確保されています。(通信制の方は、台風4号の影響で7月15日分のスクーリングが中止になり、7月29日に振り替えとなったため、その分夏休みが短くなってしまいました。(--;))
おかげさんで、気分的には、楽しい夏休みです。 |