久しぶりに、次男Yと映画を見ました。
「always 続・3丁目の夕日」です。
実は、2005年の11月の第1作の公開の時は、劇場での鑑賞はパスしてしまいました。
DVDがでてから、レンタルして来て、「これは見ておけばよかった」と後悔しました。
なぜ、パスしてしまったかというと、理由は3つありました。
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次の月に公開される予定だった「男たちの大和 YAMATO」の方に、気持ちが行ってしまって、いわゆる「大和モード」になっていたため、「3丁目の夕日」モードにはなれなかった。 |
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大学生の頃から「ビッグコミックオリジナル」は愛読書となっており、原作の西岸良平「3丁目の夕日」は30年前から知っていますが、「ビッグコミックオリジナル」には、「3丁目の夕日」以外にもっと泣かせる作品も多く、私の評価の中では、「3丁目」はあまり高くありませんでした。 |
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「3丁目」の時代設定となっている昭和前半は、団塊世代にとっては懐かしい時代ですが、昭和30年生まれの私には、「4・5年ほどずれた時代」という認識もありました。平成生まれの方から見ると、「同じジャン」ということになりますが、微妙な違和感こそが人の心を強く縛ります。
「3丁目」に登場する子どもたちは、「団塊世代」であって、その次の私たちの世代、誰も名前を付けていませんから、とりあえず、「ポスト団塊世代」と言っておきますが、とは少し違うのです。 |
しかし、DVDを見て、それらのこだわりは、とんでいってしまいました。その素晴らしさは、私が書くより、世間の評価を見れば明らかです。
おかげで、まるで、罪滅ぼしのようにDVDを何度もレンタルして、本当に何度も何度も見ました。そのつど涙を流しました。複数回見た回数では、「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」のこの「3丁目」が、私個人としては群を抜いています。
何度も見たおかげで、あちこちのサイトに指摘されているいろいろ理不尽な場面(製作ミス)、
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冒頭のシーンで飛び上がっていく模型飛行機のプロペラの回転が、逆向き。 |
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東北本線の蒸気機関車が通過する荒川鉄橋の場面では、橋の橋台だけが消し忘れてある。 |
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六子(堀北真希)が車中から眺める台東区の道路の中に、1カ所自動車が右側通行している部分がある。 |
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淳之介と一平が乗り継いで出かけていく荻窪までの市電のルートが不自然。 |
などなど、がよく分かりました。
その名作の続編です。
公開日が近づくにつれて、期待が高まる一方、がっかりさせられる怖さと不安にも襲われました。そのための逡巡のおかげで、1週間遅れて見に行くことになりました。
結果は、ずばり、よくやってくれました。またまた、絶賛の名作です。
わが家の映画「always 続・3丁目の夕日」に対する評価はこうなりました。
お薦め人 |
お薦め度
(3点満点) |
コ メ ン ト |
私 |
★★★ |
もうひたすら之感動。二番煎じにならず、脚本の段階ですでに大成功です。 |
次男Y(21歳) |
★★★ |
前作を見ていないけどよかった。 |
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一作目と同じ人物・場面設定で、一作目のストーリーを知らないと、話が繋がらないという場面も何回かありましたが、映画でもDVDでも一作目を見ていない次男Yでも、感動することができたようです。
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