2005-15
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090 2005年12月17日(土) 映画「男たちの大和 YAMATO」            

 映画「男たちの大和 YAMATO」。この未来航路の映画鑑賞記シリーズの経歴から言って、今週は、もうこれ以外にはあり得ません。キングコングなんかへの浮気はしません。
 ※映画「
男たちの大和 YAMATO」の公式サイトはこちらです。

 この映画は、公開前から、ずいぶん話題を集めました。次の2点が映画を外から盛り上げました。

  1. おりしも、2005年4月に広島県呉市に、呉市海事歴史科学館大和ミュージアム)が開館し、”大和ブームの到来”とも言われる中での作成となった。
     ※
    大和ミュージアムのHPはこちらです。

  2. 撮影のために、尾道市に巨大なオープンセット(男たちの大和 原寸大ロケセット)が作られ、撮影終了後も、2006年3月31日まで公開され、新しい観光地となっている。
     ※
    男たちの大和 原寸大ロケセットの観光情報のHPはこちらです。

 大和ミュージアム呉海事歴史科学館)の実物の10分の1大の大和の模型の写真です。
 本物の大和は全長263mですから、模型とはいえ
10分の1ということは、全長26.3mもあります。模型と言うより「船舶」です。
 右は、東京の
船の科学館に以前展示されていた大和の20分の1模型です。(1981年の松林宗恵監督作品東宝映画「連合艦隊」で使われたもの。20分の1でも相当の大きさですが、こちらは映画用の作品であり、細部にそれほどこだわる必要はありませんでした。)
 ※船の科学館のHPはこちらです。
 ところが、
大和ミュージアムの10分の1模型は、大きいことはもとより、呉海事歴史科学館が作るものですから、できるだけ正確でなければいけません。
 模型作成の苦労は並々ならぬものでした。次の本に詳しく描かれています。詳細は、目から鱗の話「戦艦大和について考える2」で紹介しています。こちらです。

    ※戸高一成著『戦艦大和復元プロジェクト』    (角川書店 角川oneテーマ21 2005年)

 家族4人(遠隔地にいて一緒の行動ができない長男Kを除いて)で、早速封切り日にいつものリバーサイドモールに行って、映画「男たちの大和 YAMATO」を見てきました。
 わが家の採点は次のとおりです。


お薦め人 お薦め度
(3点満点
コ  メ  ン  ト
★★★ すごいですね。大和を映画にするならこのくらい重くなければ意味はない。
妻N ★★★ 悲しすぎて、戦いが怖くて、それでも満点。
次男Y(19歳) ★★★ ちょっと戦いのシーンが長かった気もするけど、満点。
3男D(15歳) ★★★ こういう凛々しさは、とってもいいと思う。
 


 お薦め度
4人で合計★12点は、今年の映画、「亡国のイージス」(4人で★9点)、「戦国自衛隊」(2人で★3点)、「宇宙戦争」(2人で★2点)、「ローレライ」(2人で★5点)のどれも上回って、わが家の評価では今年最高となりました。

 これだけのお薦め度であることを表記すると、「よくなかったらどうしてくれるんじゃい。」といわれそうですが、掛け値なしで、迫力、話のまとまり、感動と涙・・・、それぞれによい作品となっています。
 特に、涙は、半端ではありません。
 新聞の広告に「10回泣きました」という試写会ン感想が掲載されていましたが、原作本その他もろもろ、いろいろ知識がある私は、先の悲しいストーリーが連想できてしまって、それはもう、2時間20分の上演時間の3分の2以上、涙涙でした。


この映画や原作『男たちの大和』(辺見じゅん著 角川春樹事務所 ハルキ文庫 2004年)の位置づけやストーリーについては、目から鱗の話「戦艦大和について考える」で紹介しています。こちらです。


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