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湯檜曽ゆびそ駅と湯檜曽ループ | P1全行程目次・地図へ | | 先頭へ| |
水上駅の次の駅が湯檜曽駅です。ここには勾配値を低くするための工夫、湯檜曽ループがあります。 |
上越国境の復習 | P1全行程目次・地図へ | | 先頭へ|| P5信越・上越線路線図へ | |
前ページで説明した地図12を再掲し、このページのポイントを確認します。 |
上の地図12は3D地図ソフト『カシミール』を使って描きました。『カシミール』http://www.kashmir3d.com/index.html |
訪問したのは、湯檜曽駅(湯檜曽ループ)と土合駅です。まずは湯檜曽駅です。ただし、下で詳しく説明していますが、このページの写真は、5月の連休の旅行の時のものではなく、6月26日に再訪した時のものです。 |
上の地図は、いつも利用させていただいている、国土交通省の国土情報ウェブマッピングシステムの国土画像情報の写真からつくりました。以下の地図14も同じです。 |
1931年に上越線が単線で開通したとき、路線は一ノ倉岳の下を清水トンネル(9702m)をうがって、急峻な国境の山々を貫きました。しかし、その前後で急勾配の路線を避けるため、ぐるりと円を描いて上り下りするループ路線を造らなければなりませんでした。 |
湯檜曽ゆびそ駅詳細 | P1全行程目次・地図へ | | 先頭へ| |
現在の湯檜曽駅はとてもおもしろい構造となっています。まず次の地図14をご覧ください。 |
湯檜曽川に沿って上越国境へ向かう国道が、国道291号線です。(この国道はルート上は「越境」していますが、現実には自動車で新潟県へ行くことはできません。山岳地帯にはよくある国道です。) |
写真06−01 湯檜曽駅駅舎 (撮影日 09/06/26) |
写真06−02 改札内 (撮影日 09/06/26) |
駅は、国道291号線沿いにあります。左の写真の手前の道が国道です。正面が東、右手が北、左が南となります。 |
写真06−03 湯檜曽駅駅舎内部 (撮影日 09/06/26) |
3枚の合成写真ですが、立派な駅舎内です。左の茶色のシャッターの中が駅の執務室です。反対に、右手は待合室です。 |
写真06−04 通路 (撮影日 09/06/26) |
写真06−05 上り線ホーム (撮影日 09/06/26) |
写真06−02の撮影地点から逆を向くと通路が二つに分かれています。まっすぐ行くと、上り線の地上ホームに出ます。 |
写真06−06 下りホームへ(撮影日 09/06/26) |
写真06−07 下りホーム (撮影日 09/06/26) |
地下通路の遙か向こうに、下り線ホームへの昇降口が見えます。 |
写真06−08 地上の上り線ホームです (撮影日 09/06/26) |
もっとも地上の上り線ホームも負けてはいません。 |
写真06−09 上り線待合室(撮影日 09/06/26) |
写真06−10 除雪車 (撮影日 09/06/26) |
上り線ホームの中程にもちゃんとした待合室があります。その中を占拠していたのは、冬場に欠かせない除雪用のミニブルドーザーでした。冬のこの駅はさぞや寒いことでしょう。 |
湯檜曽ゆびそ駅下り線列車 | P1全行程目次・地図へ | | 先頭へ| |
駅の紹介ですから、列車が通ってなんぼのものです。 |
写真06−12 上りホームの南端です (撮影日 09/06/26) |
上りホームの南端からは、3本の線路が見えます。一番左は上り線ですが、真ん中は待避線です。そして一番右の山側が下り線です。まもなく新清水トンネルに入ります。 |
写真06−13 下り線トンネル入り口 (撮影日 09/06/26) |
これが、下り新清水トンネル(13490m)の入り口です。 |
写真06−14 新清水トンネルに入る下り電車 (撮影日 09/06/26) |
タクシーで駅に着いてから40数分後、待ちに待った電車がやってきました。水上発長岡行きの普通電車です。湯檜曽駅17時48分発です。ホーム中程の待合室の前でこの写真を撮り、昇降口をダッシュで駆け下り、地下通路を下りホームへ向かいます。写真06−05と写真06−04の写真06−06の通路をひた走ります。なぜ走るのかと言えば、トンネル内の下りホームに停車している電車を撮影するためです。 |
写真06−15 下り電車発車 (撮影日 09/06/26) |
しかし、50段以上の階段を下り、100m近い通路を走るには、ずいぶんと時間がかかります。下り電車が見えたと思ったら、すぐに発車していきました。 |
写真06−16 次は土合 (撮影日 09/06/26) |
湯檜曽駅を発車して新清水トンネルをゆく下り電車です。次は土合駅です。この電車から降りた方は、おばさん一人でした。 |
湯檜曽ゆびそ駅上り線列車 | P1全行程目次・地図へ | | 先頭へ| |
さて次は待ちに待った、湯檜曽ループを通る上り列車です。 |
写真06−17 旧湯檜曽駅を通り過ぎる貨物列車 (撮影日 09/06/26) |
湯檜曽駅のほぼ中央から湯檜曽ループの入り口を撮影しています。列車は左から右に向かって走り、まもなく湯檜曽第2トンネルに入ります。 |
写真06−18 県道291号線(撮影日 09/06/26) |
写真06−19 湯檜曽鉄橋 (撮影日 09/06/26) |
国道291号線が湯檜曽川を渡る橋です。手前の標識には、「県界へ16.4km」とあります。 |
写真06−20 湯檜曽川鉄橋 (撮影日 09/06/26) |
湯檜曽第1トンネルを抜けて、湯檜曽川鉄橋を渡り、湯檜曽駅にかかろうとする貨物列車。駅に停車するわけではありませんでしたので、ものすごい勢いで私の横を走り抜けていきました。 |
写真06−21 普通電車登場 (撮影日 09/06/26) |
貨物列車のあと、しばらくするとようやく湯檜曽駅18時28分発の普通電車がやってきました。 |
写真06−22 まもなく湯檜曽駅 (撮影日 09/06/26) |
普通電車がスピードを緩めて湯檜曽駅に近づきます。 |
写真06−23 「待ってくれ」 (撮影日 09/06/26) |
全速で走った結果、何とか間に合いました。 |
かくて、湯檜曽駅での取材は終わりました。 |
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