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<目 次> 項目をクリックすると説明へ跳びます。(2006年11月26日に改訂、写真追加)
3月24日(土) @旅行日程
A明石海峡
B鳴門海峡
3月25日(日) C高知

 @ 旅行日程                       目次へ戻る|


 春の家族旅行というのは、我が家では、昨年から年中行事となりました。寒さに我慢してきた冬から、「暖かくなったね〜」という気分で遊びに出かけるのは、なかなか楽しいもんです。
 
 今回は、愛車カリーナ1800に家族5人詰め込んで、四国旅行へ出かけました。目的は、明石海峡と鳴門のうず潮、そして高知です。
 <旅程>

  • 岐阜→名神高速道路→阪神高速道路(地震で倒れた今は復旧されたところを通りました)→神戸淡路鳴門自動車道→徳島(泊)。

  • 徳島→徳島自動車道→高知自動車道→高知。(途中、川之江東ジャンクションで高知自動車道路へ分岐しますが、その前後は、ほんの僅か愛媛県内を通ります。)

  • 高知→高知自動車道→徳島自動車道(ほんのちょっと)→高松自動車道→瀬戸中央自動車道→山陽自動車道→中国自動車道→名神自動車道→岐阜。(高知自動車道路から川之江東ジャンクションで徳島自動車道路へ入り、川之江ジャンクションで高松自動車道路へ入ります。その前後は、愛媛県内を通ります。余談ですが、私が愛媛県に足を踏み入れたのは、今のところこれが初めてです。ただし、訪問したとは言えません。「愛媛県をほんの少しかすめた」という程度です。)

 高知まで、片道520キロ、合計1050キロ弱の大旅行でした。私はもともと車に乗るのも運転するのもあまり好きな方ではなく、これまで旅はほとんど列車でしたから、本当に初めて経験するロングドライブでした。
 しかも、忙しかったので、地図を見て事前に予習するヒマもなく、妻と長男の頼りないナビゲーター(カーナビなどという贅沢品は我が愛車にはない)と勘だけが頼りでしたが、無事に行ってくることができました。
 高知を25日の13時10分に出発して、19時30分にはもう岐阜の我が家に着くことができたのですから、日本の高速道路もずいぶん充実したものです。

 高速道路料金は、大垣→西宮(4,200円)、西宮→明石(700円)、明石→鳴門(5,550円)、徳島→高知(3,700円)、高知→倉敷(4,600円)、倉敷→関ヶ原(8,800円)、合計28,900円。ガソリン70リットル約7000円。交通費総額約36,000円でした。
 宿泊の徳島厚生年金会館は、5人で26,000円でしたから、まずまずの節約旅行となりました。旅費の節約を考えると、家族5人では、もう列車は使えないかもしれません。


 A 明石海峡                    |目次へ戻る|

 春霞の中の明石海峡大橋。はっきり見えなくて残念。桁と桁の間の支間長1,991mは世界一の長さです。(淡路サービスエリアから)


 この主塔の高さは約300m。高所恐怖症の私としては、お金積まれても登りません。


 我が家族は、私以外四国に行くのはこれが初めてです。(私も自分の高校時代の修学旅行と、引率教員としてと、2度高松に行っただけですから、威張れるもんではありません。)

 神戸の町を後にして、まずは、世界一の吊り橋「明石海峡大橋」を通って、淡路島へ渡りました。平成10年4月に開通したこの橋は、神戸市垂水区舞子と淡路島の津名郡淡路町松帆に架かる世界最長の吊り橋です。世界最長といっても、いろいろ定義があるようで、この橋の場合、橋の長さそのもの(3,911m)ではなく。 橋桁を支える支間長が1,991mで世界一なのです。

 2位はデンマークのあまり知らない橋。アメリカサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジは、1,280mで世界7位です。(しかし、この橋は1937年の建造ですから、やっぱりすごいです。)
 
 地震に対しては、 架橋地点から150キロ離れた太平洋プレート境界で発生するマグニチュード8.5の大地震、架橋地点周辺で150年に1度程度発生が予想される地震にも耐えられる設計だそうです。阪神淡路大震災の時は、もう橋脚だけはできていましたが、何の異常もありませんでした。すごいもんです。
 
 海峡を渡った淡路島の北端には、橋が一望できる淡路サービスエリアがあって、ここから眺めているだけで、この橋の存在感に感動できます。 ※詳しくは明石海峡大橋の公式サイトへ


B 鳴門海峡                     |目次へ戻る|

 大鳴門大橋。徳島側から淡路島方面を望んでいます。


 淡路島の南端から鳴門大橋を渡ると、下は、世界三大潮流のひとつ、鳴門のうず潮です。

【うず潮】
 うず潮は、潮の満ち引きで発生しますから、「うずのできる時間」というものがあります。私たちが訪れた3月24日は、午後12時10分が潮流が最速になる時間でした。ところが、神戸市内の渋滞の影響で、現地到着は、12時45分、遊覧船に乗り込んだのは13時15分と、少々「最盛期」をはずしてしまいました。

 うず潮の発生のメカニズムを学習してきました。
 常識ですが、海水は、太陽や月の引力の影響で、1日に満ち潮・引き潮を2回ずつ繰り返します。つまり、約6時間周期で干満を繰り返すわけです。
 
 太平洋から紀伊水道へと満ち潮による海水面の上昇が起こりますが、淡路島のおかげで、潮の移動は遅れます。鳴門海峡、大阪湾、豊後水道から入ってきた潮が合流して兵庫県沖の播磨灘に達するまで、およそ5時間かかります。
 そのころには、太平洋側が6時間後の引き潮に入り始めていて、潮が引いてきます。この結果、鳴門海峡の瀬戸内海側と紀伊水道側とでは、約1.5mの海水位の差が生じます。つまり、水位差のおかげで海水が川のように流れるわけです。これは、関門海峡などでも同じですが、それに、海底や周囲の地形が影響して、鳴門ではうず潮ができるのです。

【観潮・学習1】
 うず潮を見るには、まずは、鳴門大橋にある観潮専用のデッキがいいでしょう。「徳島県立渦の道」という施設になっています。橋の下の部分から、窓やアクリルの透明板を通して、45m真下の渦を眺めることができます。(入場料 おとな500円 中・高校生400円 小学生250円)
 ここでは、上で説明したうず潮のメカニズムなどいろいろな潮の学習ができます。
 高所恐怖症の私は、あまり穏やかな心持ちではありませんでしたが・・・。

 橋の学習は、橋のたもとにある大鳴門橋架橋記念館(通称エディ)でたっぷりできます。

 

 大鳴門大橋の鳴門側には、観測デッキ、「徳島県立渦の道」があり、橋の上から渦潮が観測できます。これは、橋のけた中です。上は道路です。

 観測デッキの窓から観察。足下45mにはうず潮。


【観潮・学習2】
 時間があれば、観潮船に乗るのがよいでしょう。
 小さい船の方が迫力がありますが、私たちが乗った水中観測船アクアエディは、船室が水中に降下して水の中の渦巻きの様子も見ることができるというもので、予約が必要でした。(水中観潮船アクアエディ  088−687−2288 おとな2200円 こども1100円)
 
 但し、水中はのうず潮は、感動すると言うほどのものではありません。泡がぐるぐる回っているだけです。(これは完全に撮影は困難でした。)

 

 水中観測船に乗って、大鳴門大橋直下に向かいます。

 大鳴門大橋の構造を下から写しています。

 鳴門大橋直下のうず潮。潮は写真の左手(瀬戸内海側)から右手(紀伊水道、太平洋側)へ流れています。下の写真とも、観光船の上から撮影。

 何回も失敗して撮影できた今日の「大物」。うずは自然現象ですので、素人には撮影は大変難しいです。

 これが水中観測船の内部です。船室が水中部分に降下して海の中が見えるという装置そのものは大がかりでしたが、今ひとつでした。うず潮も水中から見ればただの海水と泡でした。


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