2005年になって、それまで通勤手段として当たり前に、普通に、使っていた自動車をやめて、雨や出張の日以外は、自転車を使って通勤するようになりました。
というと、「健康的ですね」といったイメージですが、実は、お気楽な自転車通勤ではありません。
というのは、わが家から勤務先までは、自動車では25分、距離にしてなんと13kmもあり、自転車では、朝は40分、帰りはたっぷり45分以上はかかるのです。長距離自転車通勤です。(朝の方が通勤時間が短いのは、こぎ手が基本的に元気なせいと、地理的に勤務地の方が自宅より低地にあるためです。帰りは上りです。(-.-))
その苦労のおかげで、嬉しいことに、まわりのいろいろな変化や違い、小さな事象に気が付き、目が向くようになりました。温度、風、太陽、星、月、そして、いろいろな物音、香りやにおい、沿線の風景。
これらは、ラジオや音楽を聴きながらの自動車通勤では、気にとめたり感じたりはできないものです。
その、「見つけた物」のひとつが、秋の田んぼの風物詩、かかしです。
「山田の中の 1本足のかかし」と歌っても、今の子どもたちは誰も知りません。しかし、現代ではあまり話題に上ることが少ない、このかかしに興味をもち、ちょっとこだわってみました。 |