「でかい岩塩」は現物教材地理のコーナ^−に掲載しましたが、こちら「でかい石炭」は、日本史のコーナーで登場です。
石炭そのものは、地歴公民のどこでも登場するものですから、どこに掲載してもいいものです。
しかし、この「未来航路」では、すでに次の所に石炭を紹介していますので、そのつながり上、いろいろな思いがあって、日本史での紹介となりました。
○戦後の石炭の増産に関するクイズ「クイズ日本史戦後編
○日本の石炭採掘の現状に関するレポート「北方領土・北海道訪問記 石炭が取れた所 北海道」
2002年に釧路の太平洋炭坑の展示館に行った時、いろいろ説明を聞いて、今は日本には商業用の炭坑は一つもないことを学びました。
そのため、日本産の石炭を手に入れることはなかなかできません。
研修用に政府の援助で続けられている太平洋炭坑の後継炭坑の釧路コールマイン社の担当の方に、電話で頼んでみました。
釧路に行ったこと、岡の上の炭坑展示館を見たことなどを説明し、
「学習用に石炭を購入したいんですが」
とお願いしてみました。
「いいですよ、無料でお送りしましょう。但し、あなた限りの話としてください。これがあちこち広がって、申し込みが殺到すると、本来の業務ができなくなってしまいますから。お願いします。」
そうですね、今のコールマイン社は、あくまで研修業務を行う会社ですからね。
↓今は販売しています。下の追記参照。
ということで、方法を変えて、ヤッフー・オークションに品物が出るのを狙っていました。
そして手に入れたのが、右の巨大な石炭2個です。
下の二つの写真は、スケールが入れてありますからおわかりと思いますが、横幅25センチ以上、高さ20センチ前後、厚さ10センチ前後の大きな石炭です。
重さは、意外と軽くて、大きい方が3.6s、もう一つが2.8sです。
オークションと言っても、こんなものを買う人は私以外にはなく、入札者は一人だけで、値段は二つで1500円と意外と安かったんです。(^.^)
しかし、送料も1500円かかってしましました。(--;)
オークションの出品者のコメントには、「置物に最適」となっていましたが、玄関に置いておくと、またまた、殺人事件の凶器になってしまいます。
今度のは、凶器の石炭は、証拠隠しに燃やすのです。
題して、「現物教材殺人事件2ー燃えた凶器のなぞ」。
※このギャグは、前のこれの続きです。
さて、石炭については、高校日本史Bの教科書の戦後の部分では、
戦後復興のところの傾斜生産方式
石油から石炭へのエネルギーの転換が進む中での三井鉱山三池炭坑の労働争議=三池争議1960年
の2箇所に記述があるだけです。
2の説明の終わりには、「以後、九州や北海道で炭坑の閉山が相次いだ。」と書かれています。
しかし、石炭が主役の時代もあったのです。
【追記】05/08/27 くしろ石炭.comのHPで、石炭が購入できます。
久しぶりに、釧路コールマイン社のサイトを捜していたら、関連サイトで、石炭塊を販売していました。
6.5kgの巨大な石炭塊もあります。ただし、値段は、15000円です。ちょっと高いかな。
しかし、今は、普通は見ることができない石炭ですから、大きくて生徒を驚かすものを、教室へ持っていきたいものです。
※くしろ石炭.comのトップページは、こちらです。
同じサイトの石炭関連グッズ販売のページはこちらです。 |
下は、同じく、ヤッフー・オークションで手に入れた、「目で見る社会科43 石炭産業」です。昭和27年に毎日新聞社が発行した副教材です。
※昭和27年=1952年です。著作権の保護期限50年間が過ぎていますから、コピーしても大丈夫です。
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