2012-07
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135 2012年05月07日(月) 東京・横浜旅行2、船から見ました京浜工業地帯+東京駅俯瞰    

 東京・横浜旅行の第1日目の午前中は、前ページで紹介のとおり、東京ゲートブリッジ壮観さに大満足でした。岐阜の自宅を、朝の6時に出発した甲斐がありました。
 このページでは、第1日目の夜に出かけた、京浜運河工場夜景見学ツアーの報告をします。
 その前に、第1日目の昼食を食べた、東京大丸百貨店の寿司店の話をします。第1日目の夕食は、横浜中華街で中華料理三昧をすることになっていましたから、昼食はちょっと違ったものということで、寿司の定食にしました。
 普通の店ではつまらないというわけで、以前から噂を聞いていた、東京駅を眺めながら寿司を味わえる寿司店に行ってみました。
 行ったのは
東京大丸百貨店の12階の寿司店、「すし鉄」です。


 写真-01・02 12階の「すし鉄」さん、お昼のランチは「江戸前吹寄(限定30食)」です(撮影日 12/04/29)


 写真-03・04 カウンターの窓際の席は「特別席 (撮影日 12/04/29)

 ごく普通に順番を待っていたら、「次の方、お待たせしました。カウンターの一番窓よりの席へどうぞ。」
 というわけで、偶然、「特別席」に座ることができました。真正面は、大正時代の屋根の形に復原された東京駅です。
 


 写真-05 窓の外全体に、東京駅が広がります。電車を見放題です。(撮影日 12/04/29)

 妻の、「ねえ、私の話聞いてるの」という雑音さえ無ければ最高の場所です。 

 中華街で中華料理三昧を成し遂げた私たちは、超満腹のおなかを抱えて、急いで横浜大さん橋大さん橋ふ頭ビルに向かいました。
 
京浜フェリーボート株式会社が主催する、京浜運河の工場夜景ツアーに参加することが本日の二つ目の目玉です。このツアーは、ホームページで検索して探しました。題して、「遊覧船では味わえない”肉食系交通船”で行く探検ツアー」(料金、大人一人3,500円)です。
  ※夜景工場ツアーのHP http://www.tabione.com/factory_cruise/ 

 交通船とは、主に人員輸送に従事する小型船のことです。この船は当初は東京国際空港の新滑走路建設現場への人員輸送で活躍していたそうです。
 何故肉食系なのかといえば、小型で結構スピードが出てメリハリがききます。最高時速は、19ノットとのことでした。小さい船で京浜運河を19ノット(時速35km弱)で走ると、波を立て風を切り、なかなかの迫力です。


 写真-06・07 交通船サンタ・バルカ号 (撮影日 12/04/29)

 HPによれば、2007年10月に三崎市の造船所で建造されたまだ新しい船で、総トン数18トン、全長17.5m最大搭載旅客人数80人です。Santa Barca はイタリア語で、「聖なる小舟」だそうです。 


 工場夜景ツアーというのは、数年前に人気が出た時から興味があったのですが、今回念願叶ってやっと参加できました。1時間30分で、一人3,500円とお手頃です。
 出発は
横浜港大さん橋で、そのまま横浜港を横切って、大黒大橋の下をくぐり、京浜運河に入って東へ進み、川崎港の大師運河塩浜運河田辺運河をめぐって戻ってくるという航路です。次の横浜港と京浜運河の地図で確認ください。 


 上の地図は、Google から正式にAPIキーを取得して挿入した、横浜港と京浜運河周辺の地図です。
 本ページの記述とは関係ありませんが、中央には、幕末の事件として有名な生麦事件が起きた、生麦という地名があります。江戸時代はそこを東海道が通り、そのすぐ横が海岸線でした。つまり、現在の陸地のうち、緑色の首都高速1号線横羽線のやや北から以南は、明治時代以降に増設された埋め立て地です。
  →目から鱗の話「街道を歩く4 生麦事件1」


 昼間見てもそれほどの感動は無いかもしれませんが、確かに夜景というのはきれいです。


 写真-08・09 山下埠頭の氷川丸 出港前18時頃と帰港時20時頃 (撮影日 12/04/29)


 写真-10・11 後部デッキから船長を撮影  タンカーを眺める後部デッキの乗船客(撮影日 12/04/29)


 サンタバルカ号は、行きはまずまっすぐ京浜運河を快速走行して大師運河まで向かい、帰りはあちこちで停まってとっぷりと日が暮れた夜景をゆっくり楽しむという運行計画でした。
 また、説明はすべて船長が自分でしてくれました。なかなかうまい説明です。説明以外にも、「波を乗り越えます。大きく揺れます」など、細やかな解説も付きます。小さい船ですから、ほんとうに大きく揺れます。この日は波は穏やかだったからよかったのですが、波が高い時は、船酔いしそうです。

 19ノットの全速で走るとどのぐらいスリリングかというと、船内なら何ともないでしょうが、私たちが席を取った、後部デッキでは、風と寒さと波しぶきで、舷側の席には座っておられません。なかなかの迫力です。
 
 船は京浜運河を全速で走ります。あたりにはまだ工場プラントらしききれいなものはありません。
 しかし、すぐに減速を始めました。
船長

「みなさん、JR鶴見線というのをご存じですか?東海道線の鶴見駅から京浜運河方面へ伸びている支線です。そのまた支線に海芝浦線というのがあって、その終点の駅がそこの海芝浦駅です。
実はこの駅は、東芝の社員の方しか駅から出場できないという変わった駅です。したがって、この駅に止まっている電車を外から撮影するのは東芝の社員か、海上の船からしかできません。鉄道ファンには人気のある駅です。
今ちょうど電車が止まっています。
これも珍しい工場夜景の一つです。どうぞお写真をお取り下さい。」


 写真-12 というわけで、海芝浦駅に停車している、JR鶴見線海芝浦支線の電車です。(撮影日 12/04/29)


 以下、いくつかの美しい工場夜景、プラントの夜景を紹介します。工場名をメモできなかったので、どの工場か明記しません。


 写真-13 京浜運河からの遠景 (撮影日 12/04/29)


 写真-14・15  右:船長「このプラントは近づいていいと許可を取ってます」(撮影日 12/04/29)


 写真-16・17  左:内陸航路のタンカーです(撮影日 12/04/29)


 写真-18 東亜燃料のプラントです (撮影日 12/04/29)


 写真-19・20 右:レインボー・ブリッジ (撮影日 12/04/29)


 写真-21 みなとみらい地区の夜景です 中央はランドマークタワーです (撮影日 12/04/29)


 工場夜景プランは、他にもいくつか用意されています。天気がよくて温かい時なら、最高のナイトクルーズです。


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