この日記のページには、以前は、結構たくさん映画鑑賞記を書いていたのですが、最近はすっかりご無沙汰していました。
2003年12月の「The Last Samurai」以来です。
この間、1本も映画を見なかったわけではありません。
「Tears of the Sun」(アフリカでのアメリカ軍特殊部隊の活躍)、「半落ち」、「The day after tomorrow」など、1ヶ月に1本のペースでは見ていました。
6月末、中間試験・期末試験をそれぞれ無事(妻「ぶじじゃない、(-.-)」)に終えた次男・3男と、見に行く映画を相談しました。
候補は、「The day after tomorrow」、「トロイ」、そして、「ブラザーフッド」の中から本です。
○本日の前座その1 「The day after tomorrow」
妻が同行する1回目は、
「戦争映画はいや。」
というご命令に従って、「The day after tomorrow」を見に行きました。
この映画は、見ていない人は、多分TVの宣伝シーンのおかげでストーリーに大きな誤解をしていると思います。
TVの宣伝シーンでは、「地球の気候異変」と「ニューヨークのブルックリンを襲う洪水」が描かれていましたから、ひょっとすると、「地球温暖化→海水面上昇」という図式を想像されたかもしれません。
しかし、実際のストーリーは、もっと込み入ったものでした。
地球温暖化で南極の氷が溶け、海水に混じる結果、海水の温度が低下し、しかも塩分濃度も低下します。この結果、従来の熱帯水域ではなく、温帯水域に、台風以上の寒波をもった巨大低気圧(吹雪の元のでかいやつです)がいくつも発生し、北半球が覆われてしまう。
当然、北半球は寒波に覆われ、吹雪の中で多くの人が死んでいきます。
この、巨大低気圧の引き起こす高潮によって、海水がニューヨークを襲うという話なのです。決して地球温暖化による海水面上昇ではありません。
科学的な合理性はともかく、面白い発想でした。
アメリカ映画につきものの、泣かせるヒューマンドラマも、もちろん入っています。
レンタル・ビデオでのおすすめ度は次のとおりです。
おすすめ人 |
おすすめ度(3点満点) |
コメント |
私 |
★★ |
科学的発想がおもしろい |
次男Y(18歳) |
★★ |
CGの映像がすごい |
三男D(14歳) |
★★ |
いろいろ勉強になる |
妻N(?) |
★ |
人が流されて怖かった |
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○本日の前座その2 「トロイ」
次の週末、残った、「トロイ」と「ブラザーフッド」のどちらを見に行くか、次男・三男と悩みました。結果的に、公開されたばかりの「ブラザーフッド」を見に行きました。
で、なんで、前座「トロイ」かというと、5月末に東京に行ったとき、「トロイの木馬」の写真を撮影してきましたので、その紹介です。
以下の写真は、新宿歌舞伎町の商店街の真ん中に「展示」されていた、映画用撮影用の木馬です。
トロイの物語の世界は、もともと古代ギリシアのホメロスの叙事詩『イリアス』に描かれたものですから、実際どんなものだったかは知るよしもありません。
授業で利用されたい方は、連絡いただければ、もっとちゃんとした画像をお送りします。
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