○コーラルホワイト号、根室出港
9月19日午後、結団式や事前研修会等をつつがなく終えた教育関係者訪問団一行は、バスで根室港に案内されました。
そこに待っていたのは、コーラルホワイト号。
豪華客船を夢見ていたわけではありませんが、海なし岐阜県のしかも乗り物酔い常習の三半規管未熟者、おまけに水泳苦手の私としては、もうちょっと大きな船だといいなあ、と率直に思ってしまう小ささでした。
これで、長さ45.80b、最大幅7.80b、喫水線下4.10b、334トンの「豪華船」です。北方領土訪問の日程は、3泊3日ですが、色丹島にはホテルがないため、宿泊はすべてこの船中になります。(かの有名な「宗男ハウス」は、国後島にあります。)
船は、関係者と右翼宣伝カーの見送りを受けて、9月19日16時45分、根室港を出港しました。
右翼というのは、私もここに来るまで知りませんでしたが、外務省の関係者によると、こうした形の「交流」は「国辱」にあたるという考えから、実はこのビザなし交流は一部右翼団体のモーレツな反対を受けているのです。
コーラルホワイト号の停泊している所とは反対側の岸壁から、ボリュームいっぱい上げて宣伝カーががなります。
「外務省、わかっているかー。お前らのしていることはー、国辱だー。北方領土へ行ったら、もう帰ってくるなー。」
それは困る・・・。 |