正解は、20万枚です。
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1992(平成3)年撮影の金閣寺。色が悪くてゴメンなさい。 |
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1辺が10.8pの金箔。
金箔に関しての詳しい説明は、現物教材日本史編「金箔」へ |
御存知の鹿苑寺金閣(通商金閣寺)です。
本来この建物は、室町幕府第3代将軍足利義満が京都北山の山荘内に建立した舎利殿(もともとは釈迦の骨をおさめたもの)です。
義満の死後鹿苑寺となりました。
3階建てで、初層(1階)と中層(2階)は平安時代の貴族の邸宅の建築様式である寝殿造り、上層(3階)は鎌倉時代の建築様式である禅宗様(ぜんしゅうよう)となっています。
三島由紀夫の小説にもあるように、1950年に焼失し、1955年に再建されました。
その後長い年月の間に表面の金箔が剥落するなどの痛みが生じたため、1986年から修復工事がなされました。
以前に貼られていた金箔をすべてはぎ取り、10.8p四方の金箔を貼り直していったのです。
金箔は、中層と上層の外壁及び上層の内壁にも張られました。
修復工事は翌1987(昭和62)年に完成し、10月25日に落慶法要が営まれました。
その修復工事に使われた金箔の枚数が、20万枚です。
現在金箔工芸に使われている金箔は、1万分の1ミリのものです。しかし、修復では、10000分の5ミリの特別製のものが2枚重ねで貼り付けられました。つまり、金閣の金の厚さは、1000分の1ミリということになります。
また、2003(平成15)年3月には、22年ぶりの屋根のふき替え工事が終わり、現在は真新しい「こけらぶき」となっています。
約300平方メートルの金閣の屋根は薄いサワラの板を何層にも重ねてふいてあります。
工事は昨年12月に開始され、古くなった板をはがして下地を修理し、竹くぎ約47万本を使い厚さ3ミリの新しい板約8万枚を敷き詰めました。三層屋根の上にある鳳凰(ほうおう)も取り外ずされ、金箔がを補修されました。
総工費は約1億円でした。
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