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名鉄揖斐線・廃線物語 叙情的写真集10 
 モ510 −仕事終わって−
尻毛駅(撮影日 04/12/19)
 

 団体列車としての仕事が終わって、黒野駅に帰る途中、尻毛駅で対向電車を待つモ514とモ513。表示は「回送」です。
 黒野駅からの前日夜の「出勤」が決まった時刻であったように、この「帰宅」も決まった時間に設定されていました。忠節駅発22時13分です。

 2005年3月20日(日)、モ513とモ514の最後の「勤務」がありました。いつものように団体列車として、この日は、新岐阜駅前を出発し、忠節で折り返して、徹明町から美濃町線に入り新関で折り返し、戻って市ノ坪まで走りました。

 これで、モ513とモ514の出番はすべて終わり、今回は、この写真のように黒野駅に戻ることはありませんでした。そのまま、市ノ坪に留置ということになったのです。
 廃線より一足早く、モ510形の揖斐線での運行が終了しました。

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