2009-04
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112 2009年04月29日(水) ゴールデンウィークです。まずは金華山登山です。   

 平成21年度も、4月1日にはじまって、おおむね1ヶ月が無事すぎ、ゴールデンウィークに入りました。
 ちょっと期日が前後していますが、4月29日に実施した金華山登山のことを書きます。

 岐阜市民にとって、金華山登山など小さい頃から何度もやっていることで、たいしてニュースにはなりません。今回の登山は、今後のいろいろなことにつながる登山ということで、ちょっと確認や予告編もかねて記事にします。

 金華山の山頂に登るには、一番手っ取り早くは、
ロープウェイで行く方法があります。10分ほどで山頂近くへ行けます。
 登山道を歩く場合は、1
馬の背道、2百曲がり道、3七曲がり道、4めい想の小径と、西側の岐阜公園側からだけでも4つの道があります。
 今回は、一番急な
馬の背道で頂上に上がり、まだ通ったことがなかっためい想の小径を使って下山するという方法にしました。


 写真1 新緑の金華山                                 (撮影日 06/05/21) 

 金華橋北西の右岸からの撮影です。長良川河畔の建物はホテル十八楼です。


 今回金華山に登ることになったのは、3つの理由があります。

 5月の5連休に新潟の春日山城址に上るため、そことの比較に備えてまずは金華山に登っておく。

 5連休の旅行では、春日山城址以外にも、「登る」観光地がいっぱいあるため、本番に備えて体力と根性をつけておく。  

 下で紹介しますが、今年度後半に掲載予定の岐阜市の川・水についての連載の取材のため、頂上付近から長良川を撮影した写真を確保しておく。 

 
 もっとも、これ以外に一番大事な目的はというと、ダイエットでした。
 4月に転勤して以来、それまでの定時制の学校勤務の、毎日ちゃんと夜の給食を食べて規則正しい食生活を送るというのが大幅に乱れてしまい、急激な体重増加への対策をしなければならなくなったのです。
 

「ダイエットしなあかん。」

「それなら、毎日夜ウォーキングしよう。」 

「よし、連休すんだら始めよう。それより、まず、連休の旅行の訓練もかねて、金華山に登山しよう。」 

 妻

「訓練って、何?」 

 
 妻は、5連休に1泊2日で群馬・新潟方面へ行くことは了解していますが、その旅行でどのくらい歩かなければならないかは、まだ、正確には知りません。

「何事も鍛錬鍛錬。」


 登りルートとして選択した「馬の背道」は、写真1の右手下から城直下へつながっている尾根に沿って上る道です。かなり急峻坂道のため、「お年寄り子どもさんは無理です」との注意書きがあります。
 確かに手を使ってよじ登るところがずいぶんありますので、きついことはきついですが、ゆっくり目で登れば何とかなります。私たち夫婦は、「20分で上れる」と書いてあるところを、35分かけてゆっくり登りました。もっとも金華山の標高は328mですから、よほど身体強健・心肺強壮でない限り、20分での登頂はちょっと無理です。
 ついでにいうと、私たちが途中で追い抜いた中には、幼稚園児もました、犬もいました。

 最も急峻なルートが登坂できたということは、目的2の鍛錬は何とか合格です。 


 写真2 烏帽子岩                                        (撮影日 09/04/29) 

 写真1↑の右下に三重塔が見えます。
 その左手が丸山と呼ばれる鞍部です。そこに、上の写真の烏帽子岩があります。中央の看板の手前を右手に行くと
馬の背道、奥へ進むとめい想の小径です。


 写真3 登山ルートの案内板                                 (撮影日 09/04/29)


 帰りは、目的3の写真撮影をすることもあって、「めい想の小径」を降りてきました。写真1で説明すると、お城から左下につながる尾根を途中まで下り、半ばからぐるっと回って写真中央部を三重の塔方面へ向かうルートです。
 上の説明では、
馬の背道よりはずいぶん楽そうに書いてありますが、頂上から上半分はかなり急な山道です。
 そこから下は比較的楽な道で、「
めい想の小径」の名の通り、所々に思想家などの名言が書かれた看板が設置してあって、いい雰囲気です。パスカル、親鸞、シェークスピア、ガリレオなどが語りかけてくれます。
 登りはしんどかったせいもあって気がつきませんでしたが、帰りは、ウグイスの鳴き声を楽しみながらの、40分の下山でした。
 河川敷の駐車場からの往復も含めて「2時間」の運動でした。夜に自分の家の周りをウォーキングするよりは、心地よい時間を過ごすことができました。

 最後に目的1と目的3の説明の補足です。


 目的の3の写真撮影とは、次の写真のことです。

 写真4 昭和初期以前の長良川                   (岐阜市編『岐阜市案内昭和5年』から) 

 これは今から80年以上前に撮影された長良川の写真です。これとほぼ同じアンブルの写真が下の写真です。
 写真1で説明すると、お城のすぐ下の尾根からの撮影です。


 写真5 現在の長良橋と長良川。中央の小山は鷺山。                   (撮影日 09/04/29) 

 この二つの写真が意味するところは・・・・。また、いつか説明します。


 最後は、上杉謙信の春日山城との比較です。
 いやこれは、登ってみなければわかりません。またレポートします。乞うご期待。


 写真6 雨上がりの金華山遠景。                              (撮影日 06/04/02) 

 岐阜市南部にある岐阜県庁の11階から撮影した雨上がりの金華山遠景です。
 ここでこの写真を掲載したのは、今月下旬にレポートする上越市の春日山城址と比較するためです。そうです、あの大河ドラマ「天地人」で今話題の春日山城との比較です。


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