2003-08
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059 2003年8月10日(日)  目指せ全国制覇。残るは4県。              

 最近、仕事が忙しいと言う理由から、短時間にとんでもない距離を移動する旅をいくつもやっていますが、今回もまたもやってしまいました。

 8月9日(土)・10日(日)の2日間で、鳥取と島根に行ってきました。この2県に行くことは、実は、出発の前日に決まりました。慌ただしい我が家の旅行の中でも、格別な慌ただしさです。なぜそうなってしまったのか?

 本来、この日に家族旅行することは決まっていました。私の休みの関係で、一緒に出かけるのこの2日間しかなかったからです。
 当初の目的地は、日光と中心とする、栃木県方面でした。

 急に変更になったのは、8月8日に九州に接近していた台風10号のせいです。この台風は、この日、高知県に上陸し、結果的には、翌9日には兵庫県に再上陸し、京都、滋賀、福井、石川、富山、新潟と日本海側を総なめし、さらには東北地方を横切って太平洋側に出て、北海道にも被害を与えて去っていきました。

 8日(金)の段階で、台風は9日に日本の中央部を通って関東に行くと予想されていました。いくら計画が立ててあると行っても、よもや台風の進路と同じ栃木県方面へ行くわけには行きません。

 8日の昼に、家族に、計画変更指令を出しました。
「とーちゃんが仕事から帰るまでに、西日本へ計画を変更するように。」

 長男Kを中心に練り直した計画が、島根県の出雲大社、鳥取県の鳥取砂丘への旅行でした。彼から職場へ電話が入りました。
「とーさん、確か、島根・鳥取は、とーさんがまだ行っていない県だったよね。」
 父の経歴をよく分析している長男です。私の了解を得るには、私が行っていない県に行くのが一番手っ取り早いと考えたのでしょう。
 私は、この時点まで、日本の都道府県では、青森・秋田・山形・鳥取・島根・沖縄の6県には行ったことがありませんでした。

「よし、島根・鳥取ならよろしい。ホテルの手配をしなさい。」

 台風のため、仕事を早めに切り上げて帰宅すると、急遽購入してきた「るるぶ山陰」を前に、息子達が計画のまっ最中です。
「とーさん、ホテルはうまくいった。但し、帰省時期とも重なっているので、もちろん、JRはキップが取れない。自動車で、島根まで行くことになった。」
「車って、おまえ、島根まで何キロあるんじゃ?高速道路だって、帰省で混むのだぞ。それに、とーさんは行ったことがない所で、当然道も知らないぞ。」
「大丈夫、みんなで計画して、ナビもするから。」
 私の車には、カーナビというような便利なものはありません。地歴公民科の教員一家は、意地でも、人力ナビで頑張るというのが、我が家の掟です。

 困難が予想されますが、決まったしまったものはしょうがありません。
 9日(土)は朝6時起き、7時出発と言うことで、台風が過ぎたあとの西日本へ向かう心づもりができました。
 で、とーさんは、一体何キロ、運転することになるのだろう?

 9日の朝、起きると、すでに、計画の修正の必要が生じました。
 なんと、時速20キロというのろのろ台風は10号は、朝7時の時点で、まだ京都付近にいたのです。岐阜接近はこれからという時に、家を空けてしかも台風の中心に向かって出かけるわけには行きません。出発を遅延し、少し様子を見なければなりません。
 
 午前10時、台風が北陸へ向かうことが判明しました。
 ようやく出発です。
 しかし、もうこの時点で、ラジオは、「名神高速道路・中国自動車道は、宝塚トンネルを中心に吹田インターチェンジまで、20qの渋滞」といっています。
 この結果、ルートは、次のように選択しました。



○往路

岐阜→京都→鳥取→松江→玉造温泉(宿泊)

○復路

玉造温泉→出雲→鳥取砂丘→佐用(中国自動車道)→大阪→京都→岐阜


 しかし、帰省と観光が重なったこの時期は、とてもスムーズな移動はできませんでした。運転記録は次のようになりました。

 

総移動距離

総運転時間

1日目(9日)

492q

 10時間

2日目(10日)

589q

 12時間


 これだけ一生懸命運転して、見学できたのは、出雲大社と鳥取砂丘だけです。
 これでは、旅行記にしたてることはできず、しかたなく、今、日記として書いています。

 書くことがないので(んなら、書くなっちゅうの(--;))、お盆の渋滞期の自動車移動の教訓を一つ。
○高速道路は渋滞するが、待っていればそのうち進む。へたに一般道に降りて迂回すると、とんでもない目に遭う
<証拠>

  1. 往路の道路情報では、すでに滋賀県の栗東以西の名神高速道路は、渋滞何キロという表示でしたが、実際に走ってみると、通常よりも多くの時間がかかりましたが、大きな苦痛は感じることなく進みました。

  2. 復路は、中国自動車道路と山陽自動車道の吉川ジャンクション部分が20qの渋滞(通過2時間)という表示でした。しかし、実際には、車はゆっくりと流れており、いらいらはするが、とにかく進むという状況でした。

  3. 復路は、情報に過剰反応して、吉川ジャンクションの手前で一般道に降りました。ところが、一般道もものすごい渋滞で、宝塚市の手前10qを通過するのに、1時間半かかってしまいました。時々見ることができた中国自動車道の本線は、上記のように、ゆっくりでもとにかく流れていましたから、きっと、迂回した私たちの方が、遅くなったと思います。

  4. あきらめて、ゆっくり夕食を取った後、8時過ぎに名神に戻ると、もう渋滞などほとんどありません。当たり前ですが、渋滞時間を避けると渋滞はありません。

 たったこれだけのことが分からず、えらい重労働の2日間でした。

 苦労して撮影してきた、鳥取砂丘の写真を載せて、今日は終わりです。


 これが苦労して訪れた鳥取砂丘です。
 1日目に訪れるはずでしたが、渋滞とにわか雨で断念。
 8月10日午後の撮影です。(デジカメで3枚分の合成)

 噂には聞いていましたが、なかなか壮大なものです。但し、午後に行くと、すでに何千人かの人々の足跡と砂の上の落書き(相合い傘等いろいろ)がハデにあって、興ざめです。
 今度来る時は、是非早朝1番に来なければなりません。
 もう一つ、左手の方は、砂丘の表面に草が生えています。いくら観光用のらくだはいても、砂丘であって、砂漠ではありません。雨が降るから雑草も生えるのです。これも興ざめです。ほっておくと、一面雑草に覆われてしまうとか・・。

 息子達は、裸足で走り回っていましたが、そのうち、暑さと体力の限界とで、極度の疲労に。次男Yは顔面蒼白になり、ついに、ゲボしてしまいました。U高校卓球部部長はたいしたことありません。(^^)
 砂丘歩きには体力が必要です。


 そうそう、これでとにかく、未踏破の県は、青森・秋田・山形・沖縄の4県となりました。全国制覇まであと4県。
 みなさんは、すでに47都道府県すべて訪れて(全国制覇?)いますか

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