夕刻の美濃北方駅。 美濃北方駅は、この路線が開設された当初からの中心の駅です。 写真の手前右には、黄色い長椅子のようなものが映っています。これは、2両編成の電車の方向を変える時に運転手が地面に降りずに車両間を移動するための台です。モ770形は、2両編成の連接台車の電車ですから、こんな台は必要ありません。しかし、かつての揖斐線には、車両間移動のできる車両(運転席の中央に貫通の扉がある)は少なく、この台の登場となりました。 もちろん、今では、美濃北方で折り返す電車はありません。往時の遺物です。