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名鉄揖斐線・廃線物語 説明的写真集05
 □保守点検 −マルタイ 出動−
政田−下方間 (撮影日 04/11/15)

 黒野駅に終電車が到着するのは、23時23分です。
 この日はマルタイ出動のために、夜の電車の配置も少し変えられていて、最終電車も乗客を降ろした後わざわざ移動して駅の奥の方にいるマルタイのために線路を空けました。

 準備が整ったマルタイは、23時30分に黒野駅を出発。ごとごととゆっくり走って「現場」へ向かいました。
 途中、先回りした私の車と、薮川橋梁東の踏切で出会いました。私は、通常の踏切の感覚で、自分が停車してマルタイの通過を待っていましたが、マルタイの方が踏切の手前の線路上でで停車し、ライトで合図して、私に先に行くように促しました。
 なるほど、確かに電車の運行ではありませんから、踏切は警報機も鳴らず遮断機も降りていません。ルール上、自動車の方を優先しろということだと解釈しました。

 ごとごと走ったマルタイは、11時40分には、この日の作業現場の政田駅西に到着しました。
 写真は、作業開始時点のマルタイです。マルタイの中に何人の方が作業しているかはわかりませんが、外には若い二人のお兄ちゃん作業員がいました。
作業員「あれ、カメラマン?」
私「私、電車好きのおじさん。ちょっと写真とらせてね。」
作業員「いいっすよ。」


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