岐阜市の象徴、金華山から見た忠節橋を渡るモ770形です。
忠節橋は、岐阜市内を北東から南西へ流れる長良川にかかっています。この橋の部分で、川はほぼ東から西への流れの向きを変えて、大きく曲がって南西へと向かいます。流路方向が変わる手前にあるこの橋そのものは、ほぼ南北の方向に架橋されています。
岐阜市内の長良川に架かる橋で、自動車・人の通行用の橋は、全部で11あります。そのうち、いちばん南にある旧国道21号線の橋は、戦前に架けられたものですが、あとの10橋はすべて戦後に架け直されるか、新しく架けられました。
この3代目忠節橋は、1948年に架け直されました。11の橋で2番目に古い橋です。
全長266mで、橋の形式は、「吊構付タイドアーチゲルバー式鋼板桁橋」といいます。実は、二つの形式の橋をつなげた珍しい橋です。写真に写っているのは、吊構付タイドアーチの部分で、181mあります。
写真のいちばん右の部分よりさらに北側に85mほど、ゲルバー橋の部分があります。
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