現物教材 世界史7 |
原始・古代006 インドルピー紙幣 | 目次へ| |
下の写真は、現在インドで使われている、10ルピー紙幣です。上が表、下が裏です。 |
まずは表ですが、右端のライオンの部分は、紀元前3世紀にインドに君臨したマウリア朝のアショーカ王が全国に仏教を広めた証として建設した石柱碑の最上部にある柱頭のデザインを引用したものです。 3匹のライオンが立つ台座には、仏教を象徴する法輪が描かれています。
インドの民族は、大別して二つに分けることができます。 紀元前15世紀以前からインドの地に居住していた、ドラヴィダ人と紀元前15世紀から北方のカイバル峠を越えてインドに侵入してきた、ヨーロッパ人と同じ系統に属するインド=ヨーロッパ語族のアーリア人です。 英語を除く、14の言語のうち、上図の黄色の枠の3言語は、ドラヴィダ人系の言語です。 ※中西亮著『世界の文字』(みずうみ書房1975年)P24 下の写真は、100ルピー紙幣です。 ここには、10ルピーよりさらにもう二つ多い言語で書かれています。(何語かは調査不足で明言できません。) これらの紙幣は、インターネットのヤッフー・オークションで入手しました。 ちなみに、現在の為替レートでは、1ルピー=2.59円です。(2003年11月17日現在) |
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肖像はインド建国の父、マハトマ・ガンジーです。 | |
右下の100ルピー紙幣の左端をご覧ください。100と100の数字の間に、小さな文字が並んでいます。これを拡大すると、左上のようになります。 |