はじめに断っておきますが、この現物を日本史の「戦後」に位置付けることには、特別の理由はありません。この教材を授業中に用いることは、「地歴科学習指導要領」の目標とは、何の関係もありません。
単なる趣味、私の個人的執念です。
ご覧のみなさんの中で、小さい頃露天か屋台でカルメ焼きを作ったという人は、
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上が「カルメ焼き」セットの全貌。これで、3500円。
下が、サンプルについていた、完成品。これが目標です。 |
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どのくらいいらっしゃるでしょうか。
私の町では、リヤカーの屋台を引っ張って何週間かに1度の割合で、小学校や近所の公園に登場する「カルメ焼き」屋のおじさんがいて小遣いでよく作って食べたものです。
そういえば、昭和30年代は、カルメ焼きに限らず、「ロバのパン」屋さんを始めとして、「ぽんハゼ」屋さん、「オリエンタルのカレー」屋さんとか、いろいろな「動くお店」があったものです。
さて、「カルメ焼き」ですが、よく作ったわりには、あまりうまく作れなかった記憶ばかりです。私はとくに小さい頃はあまり知恵の回らない少年だったので、ほとんど失敗作ばかりで、周りの友達から馬鹿にされていた気がします。
だから買いました。
取ってくっつけたような授業構成を作るのなら、「カルメ焼き実演、高度経済成長初期の子どもたちの日常生活」となるでしょうか。(こんな授業、私以外誰もしないしない)
以下のセットは、理科教材を扱う、中村理科工業株式会社のウエッブサイトから購入しました。カルメ焼きの道具3セット、重曹・砂糖がついて、3500円(送料は700円)です。
※中村理科工業のウエッブサイトはこちらです。
※東京都千代田区外神田5-3-10
電話03-3833-0741
11月30日、まずは家庭で、息子たちを前に、「父ちゃんの子ども時代」の解説入りの製作実演です。
しかし、小さい頃知恵が回らずにできなかったと思っていたカルメ焼きは、やはり、大人のおじさんになってもうまくできません。説明書にある、「火は極力弱火」、「泡があまりたたなくなったら火から下ろす」、「重曹をほんの小豆粒ぐらい」とかいう記述は、幅がありすぎて、ほとんど説明になりません。
結局、以下のような、続々の失敗作となってしまいました。
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作成中、砂糖が煮えて、泡ぶくとなる第2段階 |
重曹を入れた最後の段階、これは重曹の入れすぎで失敗 |
記念すべき第1号、恐るべき失敗作、まるで地球外生命体 |
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本日の失敗作群 |
本日の私の最高の作 |
本日の最優秀賞、3男D作(-_-;) |
妻、「もったいない。食べ物ですよ。」
私、「小さい頃の記憶が曖昧で、なかなか思い出せない。ところできみは作ったことはないのか?」
妻、「私は、そんな屋台なんかで遊ばなかった。」
3男「父ちゃん、これをニュージーランドのホームステイ先で実演するまでになるには、血のにじむような努力がいるように思えるけど。」
私、「そうだ、思いこんだら試練の道を、の世界なのだ。頑張るぞ。」
あの~、どなたか秘訣をお教え願いますか。
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